食事と健康に気を配るファスティングマイスターのつぼです。
この記事では、みんなのぱんや(みんぱん)を紹介します。
後半では、私の大好きなみんぱんのくりーむぱんと市販のクリームパンの原材料を比較し、市販のクリームパンにどれだけ添加物が使われているか分かるようになっています。
私たちは、食べたもので、できています。
原材料表示をしっかり確認し、できるだけ身体への負担が小さな食品を選んでほしい。
化学物質過敏症という持病があり、健康維持のためには添加物(化学物質)を避ける必要がある私の切なる願いです。
みんなのぱんやについて
基本情報
みんなのぱんや(みんぱん)は、人気のブーランジェリー、VIRON(ヴィロン)の系列で、パンはVIRONで製造しています。
ちなみに、銀座にある行列のできる食パン専門店、CENTRE THE BAKERY(セントル ザ・ベーカリー)もVIRON系列です。
- 住所:東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビル TOKIA B1F
- 電話:03-5293-7528
- 営業時間:11:00~18:00(平日)、11:00~17:00(土日祝)
- 定休日:なし
- 食べログ:https://tabelog.com/tokyo/A1302/A130201/13020387/
東京ビル TOKIAの1階にあるVIRON 丸の内店は、テラス席もあって広々としています。
一方、同じビルの地下1階にあるみんぱんは、通路沿いに設けられた小さな店ですが、緑を基調としたかわいい絵柄が目を引きます。
袋もかわいい。しかも丈夫なので、ちょっとした買い物袋として重宝します。
KITTE 6階の屋上庭園から、東京駅を背景にして写真を撮ってみました。
2020年4月~5月にかけて、コロナ禍で営業の自粛をしていましたが、6月1日から通常営業を再開したようです(たまたま5月31日に近くへ行った際に寄ってみたら張り紙がしてありました)。
小麦粉へのこだわり
VIRONでは、店名にもなっているフランスの製粉会社VIRON社の小麦粉を主に使っています。
みんぱんのパンはVIRONで作っていて、VIRON社の小麦粉に加えて、国産の小麦粉も使っています。
パンの紹介(食ぱん、メロンパン、あんぱん)
パンをいくつか紹介します。
まずは、国産小麦を100%使ったもちもち食感の食ぱん。
トーストしてバターやジャムを付けて食べたり、そのまま食事パンにしたり、色々な食べ方を楽しめます。
続いて、メロンパン。
中には白いんげん豆の餡が詰まっていて、ずっしりとした重量感で食べ応えがあります。砂糖を多く使っているので、かなり甘いです。
原材料は書き出しませんが、写真のとおり、無添加です。
こちらは、あんぱん。
しゅまりは、北海道産小豆の中でも最良品とも評され、特に製餡に向いていることから、指名買いされることも多いそうです。
もちろん、無添加です。
その他のパンは、店の壁に出ているメニューをご確認ください。
閉店は19時ですが、売り切れ次第終了で、夕方にはパンがほとんど残っていないこともあるので、確実に買いたいときは、電話で予約(取り置き)することをオススメします。
パンの紹介(くりーむぱん)
さて、いよいよ、くりーむぱんの登場です。
この後、市販のクリームパンと比較するため、原材料を書き出します。
「国産小麦、牛乳、砂糖、卵、バター、塩、ぱん酵母」
以上。無添加です。
中のくりーむはこんな感じ。
甘さ、とろみ加減、舌触りなど、完璧な仕上がり。
くりーむと柔らかいぱん生地が相まって、一気に3個くらい食べたくなる危険な美味しさです(笑)。何度食べても唸ってしまいます。
珈琲と一緒にいただけば、更に至福の時間となります。
なお、この記事で紹介したメロンパン、あんぱん、くりーむぱんのフィリング(具)はすべてVIRONで手作りしています。
いずれも保存料を使っていないので、製造日が消費期限になっています。
ぱん酵母とは
紹介したパンの原材料に「ぱん酵母」というものがありますが、これは「イースト」のことです。イーストは野生酵母の中から製パンに適した優良菌株を抜粋して純粋培養したもので、安定的にパンを作ることができます。
私はこの記事の調査中に、イーストをぱん酵母と言い換えることができることを知りました。ぱん酵母と書いてある方が何となく良さそうなイメージがあったので、惑わされたと反省しました。
イーストは添加物ではありませんが、とことんこだわる場合は、やはり「自家培養の天然酵母」になるのだと思います。
一方、イーストフードはイーストの餌で、食品添加物になります。
まれに、イーストとイーストフード、ついでに書くと、バターとマーガリンを区別できない人がパン屋で働いていたりします(質問しても頓珍漢な回答が返ってくる)。
市販のクリームパン
無添加のクリームパン
さて、この先は、市販のクリームパンを紹介します。みんぱんのくりーむぱんとの原材料の違いを比べてみてください。
まずは、横浜にある社会福祉法人かれんが作るクリームパン。
貴重な無添加のパンです。
パンや菓子類を製造販売している社会福祉法人やNPO法人は多いですが、私の知る限り、マーガリンや添加物をあまり使わない良質の商品が多いです。
後日、社会福祉法人かれんに関する記事を書いたのでリンクをつけておきます。
同じ横浜にあるセサミ香房はNPO法人が運営していて、かれん同様に良質な菓子類の製造販売をしています。以前書いた記事のリンクをつけておきます。
あんぱんで有名な店のクリームパン
あんぱん発祥の店として知られるパン屋のクリームパン。
スーパーで売られていました。
この店のあんぱんは、たしか無添加だったと思いますが、クリームパンはご覧のとおり。
細かい説明は省きますが、バターとトレハロースの間にある「/」に注目してください。/が原材料と食品添加物を分ける記号です。
原材料の部分でも、ショートニングなど気になる点がありますが、割愛します。
スーパーの店内焼きのクリームパン
某スーパーの店内焼きのクリームパン。
添加物だけが表示されています。食品を製造加工した場所で販売する場合は、原材料名の表示は免除されます。
多くの添加物が入っている時点で論外ですが、原材料が分からないのも不安です。
子ども向けと思われるクリームパン
製パン業界第3位の企業から出ているクリームパン。
パッケージにアンパンマンが描かれているので、子ども向けの商品でしょうか。
食塩の後に「/」があるので、増粘剤以下が添加物です。イーストフードを使っていないなど、この後紹介するものよりはマシかもしれませんが、こんなパンばかり食べている子どもがいるとしたら心が痛みます…。
日本最大の製パン企業のクリームパンと高級クリームパン
パンの国内シェアで約4割を占める、日本最大の製パン企業から出ているクリームパン。
「/」の後にたくさんの単語が書いてあります(加工デンプン以下)。
先に紹介したクリームパンでも原材料の筆頭に出てくるフラワーペーストというのは、英語の小麦粉(flour)とペースト(paste)を合わせた造語で、クリームパン用のクリームのことです。
要するに、フラワーペーストという単語があれば、みんぱんのようにクリームを手作りしてはおらず、工場で作られたクリームを使っているということですね。
添加物の最後に出てくるカロテノイド色素はこのフラワーペーストの着色に使われているのかもしれません。
続いて、同じ企業から出ている高級クリームパン(写真の右上に注目)。
お決まりのフラワーペーストは、もちろん表示の筆頭です。
(普通の)クリームパンと原材料を比べてみると、微妙に違いますが、何が高級なのかまったく読み取れません。「高級」な小麦粉や糖類などを使っているのでしょうか。パンを入れている袋が「高級」だったりして。
この「高級」に釣られてこの商品を買う人がいたら、哀れです…(涙)。
最後に
記事の後半では批判的なことも書きましたが、私が伝えたいことは、「原材料表示をしっかり確認し、できるだけ身体への負担が小さな食品を選んでほしい」ということです。
記載内容はあくまで個人的な見解です。お作りになっている企業様名をあえて隠していないので、念のために書いておきますが、 何を買うか、何を食べるかの判断は各人の責任でお願いします。
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