ミンガラバー。つぼです。
高田馬場(東京都新宿区)に日本最大のミャンマー人コミュニティがあることをご存じですか?
私は2018年12月末~2019年1月、18年半ぶりにミャンマーを旅したのですが、その旅の前、リトルヤンゴン(※)とも呼ばれるこの街を訪れてミャンマー料理の予習をしました。
この記事では、その予習以来、半年ぶりに訪れた高田馬場で触れたミャンマーについて書いています。
※2006年、当時の軍事政権によって、ミャンマーの首都はヤンゴンからネピドーに遷都されましたが、ヤンゴンは今も同国最大の人口と経済規模を持つ都市です。
ミャンマー度 MAXの雑居ビル タックイレブン高田馬場
タックイレブン高田馬場とは
ミャンマーの予習は高田馬場駅から始めます。
高田馬場にミャンマー度 MAXの雑居ビルがあるという情報を得たので、友人と合流する前に行ってみました。
その雑居ビル「タックイレブン高田馬場」は高田馬場駅(JR、西武新宿線、東京メトロ東西線)の早稲田口近くにあります。
タックイレブンの住所:東京都新宿区高田馬場 2-19-7
タックは高田馬場、イレブンは11階建てという意味だろうか…。
ミャンマー度 MAXとは、いったいどのような世界が広がっているのだろうか…。
タックイレブン高田馬場に潜入
私は、期待と不安を胸に、タックイレブン高田馬場に足を踏み入れました。
まずエレベーターで11階に上がり、外階段で下りながら、各階を見ていくことにしました。
ドキドキ…。
タックイレブン高田馬場には11階から6階まで、各階にミャンマー人の営む店があります。
私はもれなく「ミンガラバー(挨拶)」と言いながら入店しては、しばし店内を見て、時折店員と話すと、もれなく「チェーズーティンパーデー(ありがとう)」と言って退店しました。
覚えているビルマ語の総動員です(笑)。
どの店にもミャンマーの食材や雑貨が所狭しと並び、ミャンマー人の店員とミャンマー人の客が歓談していたり、店員が店の奥で横になって寝ていたり、ミャンマー料理を食べていたり…。
東南アジアっぽいのんびりとした光景を目撃して、楽しい気分になりました。
圧巻の8階にはミャンマー人の店が4軒ほどずらりと並んでいて、まるでヤンゴンの雑居ビルに迷い込んだかのような錯覚を覚えました。
廊下に貼られたポスターで「ミャンマー祭り2019」が先月(5月)開かれたことを知りました。
東京の増上寺で行われるミャンマー祭りのことは知っていたものの、開催日等は完全にノーチェックでした…。
あぁ、何という不覚か!
ノング インレイ
タックイレブン高田馬場の1階にはノング インレイというミャンマー料理店もあります。
ノング インレイには半年前の予習時の1軒目にお邪魔しました。
多民族国家ミャンマーの中で、ビルマ族(構成比率約68%)に次いで2番目(同約9%)に人口の多いシャン族の料理や定番のミャンマー料理をはじめ、セミやコオロギなどの虫やカエルを使う料理もあって、近隣のミャンマー料理店の中でも人気の高い店です。
老舗 ミンガラバーでミャンマー料理をいただく
ミンガラバー 店内の様子など
さて、タックイレブン高田馬場で興奮すると、いい感じに腹が減りました。
半年前の予習時の2軒目にお邪魔したミンガラバー駅前店で友人と合流し、夕食です。
高田馬場周辺にはミャンマー料理店が10軒以上ありますが、その中でもミンガラバーは1997年から営業している老舗です。
この駅前店は2号店で、ここから徒歩5分くらいの場所に本店があります。
店内の様子です。大変残念なことに、全席喫煙可です。
インレー湖の写真が飾ってあります。
インレー湖には今年(2019年)1月に行きました。
現地で撮った写真を2枚ほど載せておきます。
美しい風景と優しい人々、美味しい食事に癒やされて大好きになったので、いつの日か再訪することを決めています。
ミンガラバーでいただいたミャンマー料理
さぁ、ミンガラバーでいただいたミャンマー料理をザッと紹介しますよー。
まずは定番のラペットウ。
発酵させた茶葉に揚げたニンニクやひよこ豆、ピーナッツ、干しエビなどを加え、ピーナツ油を混ぜた、代表的なミャンマー料理です。
ラペッが茶葉、トウが混ぜるという意味です。
次はヒンと呼ばれるカレー(煮込み料理)。
具材の種類によって次のような料理名(○○ヒン)になります。
- チェッターヒン→鶏肉のカレー(煮込み)
- アメターヒン→牛肉のカレー(煮込み)
- ガーヒン→魚のカレー(煮込み)
続いて、焼きビーフン(米麺)。
最後はペークラーヒン(ひよこ豆と野菜のカレー)で締めました。
どれも美味しかったです。ごちそうさまでした。
会計は料理4品とミャンマービール2本で約5000円(2500円/人)でした。
最後に
これからミャンマーへ行く人、ミャンマー料理を食べたい人、ミャンマーに興味がある人、異文化に触れたい人などなど、高田馬場でミャンマーの文化や料理に触れてみてはいかがでしょうか。
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