【危険!】あなたはそれでも柔軟剤を使いますか?=柔軟剤の危険有害性情報に震撼した日=

健康
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つぼです。

元気にあちこち旅していますが、実は10年以上前から化学物質過敏症を患っています。症状は年々悪化していて、近年は旅先でも苦労することが多いです。

最近、柔軟剤について改めて考える機会があり、この記事を書いています。

最後に、最近読んだ『マイクロカプセル香害 柔軟剤・消臭剤による痛みと哀しみ』という本も紹介しています。

柔軟剤で苦しんでいる人(化学物質過敏症の罹患者など)が身近にいるとしても、ある日自分自身が、大切な家族が、同じような苦しみを味わう危険性があるとしても、まだ柔軟剤を使うのかどうか、考えるきっかけになれば幸いです。

化学物質過敏症にかかるとこうなる(最近の個人事例より)

化学物質過敏症とは

化学物質過敏症は、ごく微量の化学物質に反応して様々な心身の不調に見舞われるアレルギー疾患です。

化学物質を体内に入れなければ苦しい症状は出てこないものの、多種多様な化学物質が至るところに溢れている現代社会では、化学物質を完全に避けることは難しく、程度にもよりますが、化学物質過敏症の罹患者は日々様々な場面で様々なアレルギー反応に苦しんでいます。

化学物質過敏症が悪化すると、生活のあらゆる場面で化学物質の影響を受けることになり、安心して過ごすことのできる場所がどんどん失われていきます。

詳しくはこちら

最近の個人事例①旅先の宿で受けた健康被害

私は毎月のように旅をしていますが、近年は、宿の寝具類に残る柔軟剤で苦しい思いをすることが増えました。

大小ありますが、最近の、宿の寝具類による健康被害率はほぼ100パーセントに近いです。化学物質過敏症の罹患者は、柔軟剤が残っている寝具では安眠することもままなりません。


タオル類は、比較的マシです。寝具がNGな宿でも、タオル類は何とか使えるレベルということが多いです。

もちろん、宿によっては、タオル類に呼吸困難になりそうなくらいの柔軟剤が残っていることがあるため、油断はできません。そのような事態に備えて、私はいつも自分でタオルを持って行きます。

私の経験では、業者に洗濯させている宿よりも、自分で洗濯している民宿やゲストハウスの方が柔軟剤臭が強い傾向があるように思います。

柔軟剤の使用量が多すぎるのか、すすぎが足りないのか。まぁ、どれだけすすいでも完全には除去できないところが柔軟剤の厄介な点のひとつなのですが…。


今回の主なテーマは柔軟剤なので蛇足になりますが、シャンプー類は完全にNGです。

アメニティはサービスの一部として宿泊料金に含まれているはず。それを使えないのだから、他の部分で特別なサービスでもしてほしいものです(笑)。

最近の個人事例②リラクゼーション店舗で受けた健康被害

閑話休題。

整体などリラクゼーション店舗の汚染も酷いものです。

先日、近所のタイマッサージ店へ行ったのですが、そこで柔軟剤が衣類に付着してしまいました。施術中も何となく柔軟剤臭が気にはなったのですが、我慢できるレベルではありました。

ところが、退店後、衣類に残った柔軟剤が強烈で、柔軟剤臭が気にならなくなるまで、3~4回洗濯する必要がありました。

もっというと、一緒に洗濯した他の衣類にまで柔軟剤が移り、それらの衣類を乾かしていた浴室の中に柔軟剤が充満し、空間が汚染されてしまったのです。汚染拡大防止のため、一部の衣類は泣く泣く廃棄しました。


これ以外も、店内にアロマ(化学物質)を流していたり、トイレに強い芳香剤(化学物質)が置いてあったり、柔軟剤の残るタオルを顔にかぶせたり、着替えに柔軟剤が残っていたりすることがよくあります。

リラクゼーションの店なのに、客の健康促進どころか健康被害になってしまっているとしたら、残念でなりません。そこで働く従業員への悪影響もあるし、店舗運営者にはもっと配慮を期待したいです。

柔軟剤の危険有害性情報に震撼した

某ホテルで使われている柔軟剤を特定した

2月に訪れた石垣島では、泊まった3つの宿すべてで、柔軟剤による健康被害を受けました。

その中で、健康に気を遣った感じのホテルグループに、柔軟剤について意見を出してみました。

別に柔軟剤の種類を問うたわけではないのですが、柔軟剤の製品名を含む、次のような返事が届きました。該当部分を転記します。

この度は当ホテルのベッドシーツのニオイに関しまして、ご不快な思いをさせてしまいましたこと深くお詫び申しあげます。ベッドシーツの洗濯を委託している業者に問い合わせたところ、花王株式会社の「Kaoソフター」という柔軟剤を使用しておりました。
(中略)
なお今後、柔軟剤を使用していないシーツのご用意も可能でございますので、事前にご申告いただきましたら、柔軟剤を使用していないシーツ、タオル類をご用意させていただきます。

某ホテルグループからの柔軟剤使用に関する返事

事前に申告すれば、柔軟剤を使用していないシーツ、タオル類を用意してくれるとのこと。ありがとうございます。

ここの系列以外でも、可能な限り、事前に連絡して同じような対応をお願いしようかな。お互いに面倒だけどね…。

某タイマッサージ店で使われている柔軟剤を特定した

先述のタイマッサージ店には、後日電話で事情聴取しました。このときは、柔軟剤について調査するつもりでいたため、製品名を尋ねて、教えてもらいました。

そして、花王のフレアを使っていることが分かりました。

マッサージは上手で満足できたのでリピートしたいこと、しかし、シーツやタオルに柔軟剤を使用している限りは再訪できないこと、客や自分自身の健康に配慮して柔軟剤の使用を止めた方がいいことを伝えて電話を終えました。

「Kaoソフター」に書かれている危険有害性情報に震撼した

調べたところ、Kaoソフターは業務用の柔軟剤っぽいです。ウェブサイトに出ている製品情報で確認した衝撃の文言を載せておきます。

「危険」の文字と、いかにも危険そうなマークとともに、危険有害性情報が書かれています。

【危険有害性情報】
生殖能または胎児への悪影響のおそれ。
水生生物に有害。

生殖能または胎児への悪影響のおそれ…。

えーっ!?

正直に言いましょう。

私は震撼しました

自分自身の体験の中で、「震撼」という言葉を使う場面など想像したことがありませんでしたが、これはもう震撼したとしか言えない発見でした。

この危険有害性情報が、何よりも雄弁に、自らの危険性を述べています。


生殖能や胎児への悪影響のおそれがあるものが普通に使われている!!


水生生物に有害なものが普通に使われている!!(おそれではなくて、「有害」だと断言している!)


「震撼」なんて滅多に使わない言葉だから、あえてもう一度使います。

私は、Kaoソフターが自らの有害性を堂々を述べた上で、普通に使われていることに、震撼、しました

製品情報はこちら。衝撃の文言をどうぞご自分の目でご確認ください。

花王の「フレア」とP&Gの「レノア」

私の化学物質過敏症の症状は中程度だと思いますが、柔軟剤や洗剤、シャンプー類の売場で、容器の外に染み出してくる化学物質を感知するには十分なレベルです。

そのため、本当は近寄るのも嫌なのですが、決死の覚悟で某ドラッグストアへ行き、フレアを調査しました。

その場には10分もいませんでしたが、その後数時間、私は喉と肺に痛みを感じることになりました。


早く立ち去りたいという気持ちがあったせいか、写真がブレてしまいました。

ひとりの女性客が、この香り見本をクンクンしていました。

その女性が化学物質過敏症にならないことを、その女性の周りに、この不快な香りで苦しむ化学物質過敏症の罹患者がいないことを願うばかりです。


先述のタイマッサージ店での経験上、香りが生まれ続けるのは12時間どころではありません。1~2回洗濯したくらいでは取り切れない恐ろしい香りですよ。


同じ商品棚には、類似品と思われるP&Gのレノアが並べられていました。

フレア同様に、香り見本が置いてありました。やれやれ。

業務用でなければ危険有害性情報の開示は不要なのか?

私は別に花王が憎いわけではなく、今回の体験を通して遭遇した柔軟剤が、たまたまどちらも花王の製品だっただけであることを念のために記しておきます。

また、花王のフレアやP&Gのレノアが、Kaoソフター同様に、「生殖能または胎児への悪影響のおそれ」があったり、「水生生物に有害」なのかどうかは調べ切れていません。

個人的には、同様の危険有害性があると思いますが、Kaoソフターのように堂々と開示されていないため、この場では私見ということにしておきます。

もしかすると、業務用の商品でなければ、危険有害性情報の開示義務がないのかもしれません。そういった関連情報を含めて、機会があれば追加調査してみます。

『マイクロカプセル香害 柔軟剤・消臭剤による痛みと哀しみ』

最後になりましたが、最近読んだ『マイクロカプセル香害 柔軟剤・消臭剤による痛みと哀しみ』という本を紹介しておきます。

「香害」とは公害をもじった言葉ですが、「料による被」という意味です。

香害に苦しむ31人の声が掲載されていて、化学物質過敏症になるとどれだけ大変か分かると思います。私は、自分自身の症状がまだマシだということを思い知りました。


自分自身の備忘録も兼ねて、同書の内容をいくつかメモ書きしておきます。

  • マイクロカプセルというのは、ナノ(10億分の1)サイズの成分さえ入れることのできる超極小のカプセルのこと
  • マイクロカプセルはあまりに小さすぎて、体内に備わった免疫システムでも対処できず、人体に入り込んでくる危険性がある
  • マイクロカプセルを作るのに、猛毒のイソシアネートが使われているケースもある

コメント

  1. 関口敦子(芹澤) より:

    私も柔軟剤使いません。
    においもさることながら、マイクロカプセルが怖すぎます。
    ついでに言うと、トイレットペーパーも無香料のものを使いたいのですが
    スーパーに行くと殆どが香り付きなので困っています。

    百歩譲って中高生の運動部の部活の子供を持つご家庭なら、かなり強い匂いのついた
    洗剤を使っても良いと思うのですが、それ以外は昔ながらの洗濯石鹸で十分ですよね。

    娘が通っている小児科の掲示板には香害のことを色々と掲示してあり、気にされている方も
    多い印象なのですが、実際にドラックストア等に行くと沢山売られていてビックリします。

    ホテルのリネンは、柔軟剤を使用していないものに変更可能なこともあるのですね。
    とても有難い情報です。私も対応してくれそうなホテルなら事前に照会しようと思います。

    • つぼ つぼ より:

      コメントありがとうございます。
      なぜトイレットペーパーに香りを付けるのか、甚だ疑問です。
      香害を多くの人に知ってもらい、選択を改めてほしいです。