化学物質過敏症

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化学物質過敏症とは

化学物質過敏症は、ごく微量の化学物質に反応して様々な心身の不調に見舞われるアレルギー疾患です。

化学物質を体内に入れなければ苦しい症状は出てこないものの、多種多様な化学物質が至るところに溢れている現代社会では、化学物質を完全に避けることは難しく、程度にもよりますが、化学物質過敏症の罹患者は日々様々な場面で様々なアレルギー反応に苦しんでいます

私自身は、30歳前後から徐々に化学物質に反応するようになりました。当時の職場に化学物質過敏症状のかなり進んだ先輩がいたことで、この病気について知りました。

以降、私の症状も進行し、今では過敏症状で苦しまない日はありません。年単位で考えると、確実に年々症状は酷くなっています。しかし、私の症状はまだましな方かもしれません。

重症化すると、化学物質を排除した自宅から一歩も外へ出ることができない人もいると聞きます。

詳しくは、NPO法人 化学物質過敏症支援センターのウェブサイトをご覧ください。

化学物質過敏症支援センター

化学物質過敏症には治療法がない

今のところ、化学物質過敏症には治療法がなく、「化学物質を避ける」ことだけが唯一の対策となっています。

ただ、先述したように、現代社会では化学物質を完全に避けることはできません。つまり、化学物質過敏症を発症してしまうと、程度の差こそあれ、日常生活のあらゆる場面において、過敏症状が出て苦しむことになります。

誰でも化学物質過敏症になる可能性がある

化学物質過敏症は決して他人事ではありません。多種多様な化学物質が溢れる現代社会においては、誰でも化学物質過敏症になる可能性があります。

私がブログを始めた理由のひとつに「化学物質過敏症について多くの人に知ってもらいたい」ということがあります。

そして、「化学物質過敏症で苦しむ人が増えないでほしい」、「化学物質の少ない誰もが暮らしやすく、人にも環境にも安全で優しい世界にしたい」という願いがあります。

化学物質過敏症にならないために

先述したように、化学物質過敏症には治療法がなく、「化学物質を避ける」ことだけが唯一の対策となっています。

化学物質過敏症にならないためにも「化学物質を避ける」ことが重要です。

化学物質過敏症は体内の受入許容量を超えたときに発症すると言われています。体内の花粉受入許容量を超えると花粉症になるのと同じイメージです。

花粉も化学物質も許容量は人それぞれなので、どれだけ体内に取り込んでも発症しない人がいる一方で、許容量を直ぐに超えてしまう人もいます。

いつ、どのような形で化学物質過敏症になるか分かりませんが、はっきりと言えることは、発症してからでは遅いということです。発症すると治すことができず、日々様々な場面で過敏症状が出て苦しむことになります。これは本当に辛いです。

私と同じように化学物質過敏症で苦しまないために、「化学物質を避ける」ことを意識していただきたいです。「化学物質を避ける」ための具体的な方法などもこのブログで伝えていきますので、ぜひ参考にしてください。

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