エジプト料理専門店 デリショップうちむらと東京ジャーミイでイスラム教に触れる

グルメ
この記事は約12分で読めます。

フムス(ホンモス)が好物のつぼです。中東でよく食べました。日本でも時々食べるし、自分で作って食べることもあります。

フムス(ホンモス)とは、主に中東で食べられているひよこ豆のペーストのこと。
主原料は、茹でひよこ豆、練りごま、にんにく、オリーブオイル、レモン汁、塩など。

この記事では、 フムス(ホンモス) をはじめ、美味しいエジプト料理をお手頃価格で提供するデリショップうちむらについて書いています。

また、近くの立ち寄りスポットとして東京ジャーミイも紹介していますので、街歩き、食べ歩き、異文化体験などの参考になれば幸いです。

デリショップ うちむら

基本情報

デリショップうちむらは、都内でも珍しいエジプト料理専門店です。

最寄駅となる小田急線の東北沢駅から徒歩約2分ですが、小田急線/東京メトロ千代田線の代々木上原駅からも徒歩8分程度で、散歩するにはちょうどよい距離です。

内村さんのご自宅の一部がデリショップになっていて、 手作り感満載の外観は目を引きます。

店内にはトイレがないので、用を足す際は、内村さん宅内のトイレを借りねばなりません。多少気を遣うので事前に済ませておくといいかもしれません。

店内の様子

店内はあまり広くありません。10名程度で満席になります。

壁にはエジプトの地図が掛けられています。

さりげなくツタンカーメンの壁飾りが掛かっていたりするところがエジプト料理専門店らしくていいですね。

メニュー

メニューです。

エジプト料理という都内でも希少な食事を提供する店なのに、とっても良心的な価格帯です。
例えば、都内のトルコ料理店などと比べると、うちむらのホンモス(フムス)は半値近いです。
文句なしに美味しいし、コスパ高いです。

内村さんに価格のことを伝えると、「うちは家賃がかかっていないからねぇ」と仰っていました。

先述のとおり、内村さんのご自宅の一部がデリショップになっているので、家賃がかかっていないのですね。コストカット分が価格に反映されていて、懐にも優しいというわけですね。


残念ながら、エジプトの国民食(?)コシャリはありません。内村さんによると、コシャリは作るのに手間がかかるのでやらないそうです。

嬉しい無添加

デリショップうちむらは、食品添加物や化学調味料を一切使用していません

化学物質過敏症という持病を持つ私は、健康維持のために可能な限り食品添加物(=化学物質)を避けています。良心的な価格に加えて、無添加という安心感がうちむらの魅力です。

ホンモス(フムス)を食す

さぁ、いよいよ食事の時間です!

この日は、主食なしで、
ホンモス、パパガンヌージ(茄子のペースト)、モロヘイヤのスープ、タッブーラサラダの4品をいただきました。確認していませんが、たぶんヴィーガン(完全菜食)です。


こちらは、以前いただいた食事です。
ホンモスとパパガンヌージは定番です。カレーはマトンだったかな。

どれも美味しくて大満足です。


『ファラオのレシピ―古代エジプトの料理ブック』という面白そうな本を見つけたので参考に載せておきます。

東京ジャーミイ(立ち寄りスポット)

日本最大のモスク

東京ジャーミイは日本最大のモスク(イスラム寺院)です。デリショップうちむらから徒歩5分ほどなので、食事のついでにぜひ寄りたい場所です。

https://tokyocamii.org/ja

エジプトはイスラム教国です。
デリショップうちむらと東京ジャーミイでイスラム教に触れてみてはいかがでしょうか。

ムスリム(イスラム教徒)でなくても、中に入ることができます。

めざとく無料のチャイとデーツを見つけたので、いただきました(笑)。

ハラール・マーケット

東京ジャーミイの中にあるハラール・マーケットに寄ると、フムスの缶詰が売られていました。原材料表示を見ると無添加ですが、たぶん自分で作った方が美味しいので買いませんでした。

東京ジャーミイとハラール・マーケットについては、以前別の記事で詳しく書いたので、リンクをつけておきます。


アレッポの石鹸も売られていたので、ひとつ買って帰りました。


以下、余談です。

【余談】古代都市アレッポとアレッポの石鹸

アレッポはシリア第二の都市で、世界最古の都市のひとつとも言われるほど長い歴史のある町。

古代都市アレッポとしてユネスコの世界遺産に登録されていますが、2011年から続くシリア内線によって多くの歴史的構造物が破壊されるなどしたため、古代都市ダマスカス、古代都市ボスラなどシリア国内の他の世界遺産とともに、2013年には危機遺産(危機にさらされている世界遺産)に登録されています。

私は2001年にシリアを旅したことがあり、特にアレッポの歴史的な街並みには強い感銘をうけたので、内戦で無残な姿になってしまったアレッポとそこに暮らす人々のことを思うと心が痛みます。

バラカート社のアレッポの石鹸は1000年前からの石鹸作りの製法を大切に守り続け、伝統のある製法で作られた手作りの石鹸です。シリア内線の影響で現在は隣国のトルコで製造しています。

私も時々使っていますが、余計なものは何も入っていないので、顔から髪の毛まで全身に使うことができますよ。

一日も早くシリアに平和が戻ることを願っています。

コメント