【インド】ムンバイにあるアジア最大のスラム街 ダラビ(Dharavi)を訪れた

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新年あけましておめでとうございます。

年末年始を過ごしたインドから戻りました。

この記事では、今回訪れた、ムンバイにあるアジア最大のスラム街 ダラビ(Dharavi)について書きます。

スラム街ってどんなところ?

スラム街と聞くとどのような印象があるでしょうか。スラムについて、Wikipedia では次のように説明されています。

スラム(英: Slum)とは、都市部で極貧層が居住する過密化した地区のことであり、都市の他の地区が受けられる公共サービスが受けられないなど、居住者やコミュニティの健康や安全、道徳が脅かされている荒廃した状況を指す。世界中のほとんどの大都市にスラムがある。スラム街、退廃地区、貧民窟などとも表現する。

Wikipedia より引用

スラム街は、あまり積極的に行くような場所ではないと思いますが、私はいくつかの国で意図的に、時には意図せずに、スラム街を歩いたことがあります。

スラム街の状況は、国や同じ国の中でもスラム街によって様々でしょう。

今回、広大なダラビ(Dharavi)を隈なく歩いたわけではありませんが、悲壮感はあまりなく、置かれた状況の中で、人々は懸命に、楽しく生きているという印象を受けました。

ダラビ(Dharavi)とは

ダラビ(Dharavi)はアジア最大のスラム街

ダラビ(Dharavi)はムンバイにあるアジア最大のスラム街で、約2.1平方キロの土地に70~100万人が暮らしていると言われています。

前回の記事に書いた2008年公開の映画『スラムドッグ$ミリオネア』の舞台にもなりました。

ダラビ(Dharavi)は、インド最大の都市 ムンバイの中心部にあるため不動産価値が高く、数十億ドル規模の再開発計画に揺れているという次の記事を読んだことが今回の旅を計画するきっかけとなりました。

再開発に揺れるアジア最大のスラム街 インド・ムンバイ
【8月4日 AFP】インド・マハラシュトラ(Maharashtra)州の州都ムンバイの中心にあるアジアで最も有名なダラビ(Dharavi)のスラムが、数十億ドル規模の再開発計画に揺れている──。

ダラビ(Dharavi)が消滅する前に自分の目で見ておきたい…と思ったのです。

ダラビ(Dharavi)にはツアーでも行ける

ダラビ(Dharavi)を訪れるツアーもあるようですが、私は色々と拘束されるツアーは好まないので、単独で行きました。もしツアーに興味がある場合は、ネットで調べれば簡単に見つかります。

例えば、日本最大級の海外現地オプショナルツアー予約の専門サイト「VELTRA」のスラム訪問ツアーなどはいかがですか。

スラム訪問ツアー<ムンバイ発/英語ガイド> | ムンバイの観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)
映画のロケ地にもなったムンバイのスラム街。個人ではなかなか行くことが難しい地域を現地ガイドがご案内します。日本と全く異なる暮らし、インドの濃い部分に触れる体験は一生の思い出。日本での暮らしを顧みる貴重な体験となるはずです。

ダラビ(Dharavi)へ行くならDadar駅周辺の宿が便利

Dadar駅はウエスタン・レイルウェイとセントラル・レイルウェイが合流する交通の要所で、ムンバイの中でも特に活気のあるエリアのひとつです。駅周辺には宿もたくさんあるので、ダラビ(Dharavi)へ行くなら、Dadar駅周辺の宿に泊まるのが便利です。

私は海外の宿は「最低価格保証のアゴダ(Agoda)」で予約します。アゴダ(Agoda)のリンクを付けておくので、Dadar駅周辺に泊まる場合は、「Dadar, Mumbai」で検索してみてください。

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なお、Dadar駅周辺からダラビ(Dharavi)まではタクシーで15分くらいです。

ダラビ(Dharavi)の様子

ダラビ(Dharavi)にはイスラム教徒が多い?

それでは、撮影した写真を基に、ダラビ(Dharavi)を紹介します。

この辺りは普通の街並みです。


『スラムドッグ$ミリオネア』の主役ジャマールはイスラム教徒で、ダラビ(Dharavi)で暮らすイスラム教徒がヒンドゥー教徒の襲撃を受け、ジャマールの母親が殺されるシーンがありますが、実際にイスラム教徒が多いのか、イスラム教徒らしき人々を多く見かけました。

人々への挨拶は、ナマステーとアッサラームアライクム(イスラム教徒に対する挨拶)を併用しました。

モスク(イスラム教の礼拝堂)前の広場の様子です。広場の一角にチャイ屋があったので、チャイを飲みながら、しばし休憩しました。

インフラの状態は悪い

この辺りは住宅の密集するエリアです。

はしごで2階へ行くような構造の住宅がたくさんありました。インフラの状態は悪そうです。

散策中、シャイな子供たちに出会いました。

住宅の密集するエリアを抜けると、チャイ屋がありました。

ダラビ(Dharavi)は全般的に、道の状態が悪く、舗装が剥がれている場所もたくさんありました。インフラの状態は悪いです。

インドでは写真を撮らされたり撮られたりすることが多い

この通りは商店街みたいな感じです。飲食店や屋台、衣類、雑貨、日用品、食料などを売る店、作業場や工場のような場所もありました。

一眼レフカメラを持って歩いていたら、ある店先で、店主の男から俺の犬を写真に撮ってくれと頼まれたで、快く応じました。しかし、男に撮った写真を見せると、NGが出て撮り直し(笑)

その後、2~3回撮り直し、次の写真で男はようやく納得し、ご満悦の様子で解放してくれました。

ちなみに、男は犬に売り物の菓子を与えています。手掴みです。

屋台でも飲食店でも、インドでは食品を素手で手掴みするのが基本です。潔癖症の私には本来耐え難いことなのですが、インドでは如何ともし難いので、インド滞在中は開き直って、素手で手掴みされたものを何度も食べました。


ある裁縫屋の前を通りがかった際、2階から写真を撮らせてとお願いしたら快諾してくれました。はしごで2階へ上ると、数人の男性がいました。

AさんからBさんの写真を撮ってくれと頼まれました。しかし、Bさんは照れ屋で撮られたがらず、どういう訳か、Aさん(もしくはBさん)のスマートフォンで、私はAさんとBさんそれぞれとのツーショット写真を撮られました。

インドでは、写真を撮らされたり撮られたりすることが多かったです。

電線の直下で暮らす人々もいる

商店街が続きます。

ココナッツ売りはインドでよく見ました。その場でココナッツの上部を切り落として、開いた穴にストローを差してココナッツジュースを飲みます。


商店街を進むと、頭上の電線が目立つようになりました。

脇道から奥へ入ると、電線の直下にも住居がありました。この辺りはダラビ(Dharavi)の端っこなので、おそらく、新参住民らの住まいなのでしょう。

電磁波の悪影響が心配になりましたが、子供たちは元気いっぱいでした。


近くで列車の走る音がすると思ったら、すぐ脇に線路がありました。線路沿いにスラム街が広がるのは他国でもよくある話です。

跨線橋から撮った写真です。


ダラビ(Dharavi)は、アジア最大のスラム街と言われるくらい広大なので、歩いたのはほんの一部です。時間があればもっともっと歩いてダラビ(Dharavi)の実態を見聞したかったのですが、ホテルのチェックアウト時刻が迫っていたため、跨線橋で線路の反対側へ渡り、客待ちしていたタクシーに乗ってホテルに戻りました。ダラビ(Dharavi)に滞在した時間は2時間弱でした。

冒頭にも書きましたが、ダラビ(Dharavi)では、悲壮感はあまりなく、置かれた状況の中で、人々は懸命に、楽しく生きているという印象を受けました。

ムンバイのスラム街について補足

ムンバイにはダラビ(Dharavi)以外にもたくさんのスラム街があります。

バスやタクシーで移動中に、大小いくつものスラム街を見かけました。

また、スラム街ではなく、道路の脇などで暮らす、いわゆるホームレス状態と思われる人々もあちこちで見かけました。

街中では物乞いも時々見かけましたが、前回の記事(ムンバイを舞台にしたオススメの映画と本を紹介)で紹介した石井光太さんの著書に出てくるような一昔前の悲惨な物乞いの姿はほぼ見かけませんでした。

現在のムンバイの治安は一昔前と比べると良くなっていると思われますが、経済的な格差は依然大きく、街中で注意を怠るべきではありません。

ダラビ(Dharavi)を含むスラム街への訪問は、自己責任でお願いします。

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