新年あけましておめでとうございます。
年末年始は10連休でしたが、コロナっちのせいで海外へ行けないので、6泊7日で沖縄へ避寒していました。
2021年最初の記事は、大好きな八重岳について書きます。この素敵な場所を多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。
8ヶ月ぶりの八重岳とゲストハウス
沖縄滞在中、2020年4月に訪れて惚れ込んだ八重岳を再訪しました。前回の記事のリンクをつけておきます。
八重岳ベーカリーからゲストハウスまで約800メートルありますが、道中、柑橘類がたわわに実っているのを目にして胸がときめきました。八重岳でシークヮーサーを育てていることを知っていたので、その柑橘類がシークヮーサーだと直ぐに分かりました。
8ヶ月ぶりの八重岳ゲストハウスに到着しました。
まだ2度目の訪問なのに、帰ってきた感満載でした(笑)。
今回も、空室となっている従業員宿舎の一室を使わせていただきました。広い部屋には必要な生活用品が揃っていて、快適に過ごすことができました。
何よりも、景色が素晴らしいです。
天気の良い日に、窓を開けて外に出ると、ほら。
どこへも行かず、ここでのんびりしたくなるような、爽やかで心和む景色です。
沖縄の風を感じながら、早速、コーヒーを飲むことにしました。
※コーヒーを囲んでいる八重岳ベーカリーのクッキーは東京へ持ち帰るために買ったものです。
八重岳ゲストハウスでの朝食
2日目(大晦日)の朝食
八重岳ゲストハウスに泊まると、朝食にはベーカリーのパンをいただくことができます。
2日目、2020年最後の朝食には、パン3個にクッキーもつけてくれました。
先の写真のように、前日にたくさんのクッキーを買ったのですが(笑)。
写真中央、半月の形をしたパンは、りんごジャムのパンです。
八重岳産のシークヮーサーも使った自家製のりんごジャムがたっぷりと詰まっています。
パンのメニューはこちらで確認できます。事前に伝えておけば、希望のパンを出してくれるかもしれません。
3日目(元日)の朝食
パン3個はやや多く感じたので、3日目は少し量を減らしてもらいましたが、それでも、十分な量。加えて、八重岳産のタンカンまでつけてくれました。ホスピタリティに感動です。
ちなみに、写真に出ている果物3種はすべて沖縄産の自然栽培のものです。
タンカンは、先述のとおり、八重岳産のもの。
島バナナは、大宜味村でバナナ農園を営む本領さんが目の前で収穫したもの。
パッションフルーツは、那覇市の市場で買った自家栽培のもの。
今回も、ヴィーガン(完全菜食)のパンに少し申し訳なさを感じつつ、好物の発酵バターをふんだんにつけていただきました。
ダニエル書は旧約聖書の中の一書。
前日の夜、クリスチャンの比嘉さんと話していたら、聖書を引用され、「あなた、今夜、ダニエル書だけでも読んでみなさい」と聖書を渡されました。
大晦日ということもあって、その夜は一年の振り返りを優先しましたが、元旦にダニエル書を読みました。要約は勘弁してください(笑)。
八重岳の無農薬シークヮーサー
シークヮーサーとは
さて、シークヮーサーの話をしましょう。
シークヮーサーの和名はヒラミレモンといいます。
沖縄の方言で、シーは酢や酸、クヮースンは食わせるという意味で、シークヮーサーは「酢食わし」、「酸食わし」というような意味になります。
シークヮーサーというと、緑色のイメージがあるかもしれませんが、この時期のシークヮーサーはみかん色です。これは、熟したシークヮーサーで、沖縄の方言では、黄金色の果皮にちなんで、クガニー(黄金)とも呼ばれます。
緑色のシークヮーサーは酸味が強いですが、黄金色のクガニーは適度の甘味と酸味があります。クガニーは、12月から1月末が特に美味しいそうです。
熟したシークヮーサー(クガニー)の旬
熟したシークヮーサー(クガニー)は、まさにこの時期が旬!
八重岳ゲストハウスの比嘉恵美子さんによると、今年は大きな台風被害がなく、今までないくらいの豊作だったそうです。実際、八重岳では、クガニーがたわわに実っていました。
黄金色の実が、青空に映えます。
収穫されずに、自然に返っていくクガニーたちの姿もありました。
むむっ、実が大きいけど、これもクガニーなの!?
ブッブー、違いまーす。
これは、もうすぐ旬のタンカンでーす。
有機JAS認定のシークヮーサー加工品
八重岳ファームでは、今シーズンの豊作を受けて、無農薬で栽培したシークヮーサーのJAS認定を取得し、加工品の製造も始めました。
「今季は豊作すぎて収穫しきれない。絞ったシークヮーサー果汁を冷凍保存するために、冷凍庫を買ったのよ」と楽しそうに話しながら、比嘉恵美子さんがボトル詰めしたシークヮーサー果汁を見せてくれました。
さらに、「これ試してみなさい」と、果汁と果皮粉末をくれました!
比嘉さん、小柄なのに、太っ腹すぎる~(笑)!!
こちらは、果皮粉末「ノビレちゃん」の原材料と成分表示です。
シークヮーサーの果皮に多く含まれる「ノビレチン」とは
ノビレちゃんという商品名は、シークヮーサーの果皮に多く含まれるポリフェノールの一種「ノビレチン」に由来します。
ノビレチンには、血糖値の上昇抑制、血圧の上昇抑制、抗がん、抗炎症、抗酸化、抗糖化など様々な効能があると言われています。さらに、認知症の予防にも効果があるとされ、近年研究が進められています。
シークヮーサーを収穫して東京に持ち帰る
「採り切れないから、好きなだけ採って、持って帰ってもいい」と仰る比嘉さんの言葉に甘えることにしました。
まず、比嘉さんから、シークヮーサーの上手な採り方を教わりました。
右側のシークヮーサーのように、へた(果樹と繋がっていた部分)を残すと長持ちするとのこと。
少し賢くなった私は、いそいそとシークヮーサーを収穫しました。
そして、袋一杯に詰めたシークヮーサーを東京へ持ち帰り、両親や友人らに少しずつお裾分けしました。
黄金色に輝く八重岳産の無農薬シークヮーサー、どうぞご賞味ください!
八重岳の無農薬シークヮーサーを通販で買う
八重岳の無農薬シークヮーサーを通販で買うこともできます。興味がある人は、こちらをご参照ください。
みかんの里
八重岳のある本部町の伊豆味(いずみ)地区は、北は乙羽岳、南は八重岳と山々に囲まれています。沖縄県内で昼夜の気温差が最も大きな場所で、昔から柑橘類の栽培最適地、みかんの里として知られているようです。
伊豆味物産センターでは様々な柑橘類が売られていました。
また、県道沿いには農家の直販所がたくさん出ていました。さすがはみかんの里です。
八重岳の風景と2021年初日の出
冬の八重岳の風景
冬の八重岳の写真も何枚か載せておきます。
春ほどではないですが、あちこちで花が咲いています。
こちらは、鮮やかな赤色が目を引く植物。
調べたところ、クロトンという沖縄ではさほど珍しくない熱帯植物だそう。
八重岳ゲストハウスの広大な敷地内には、溜池もあります。
頂上には、聖書から引用した言葉と十字架があります。
海の向こうには伊江島が見えます。
この日は気持ち良い日光が注いでいたので、腕まくりをして、沖縄の日光を存分に浴びました。
2021年初日の出
2020年の大晦日は、日付が変わる前に就寝しました。
前日から続く不安定な天候で、夜間も雨が降ったり止んだりしていました。
2021年の元旦、7時頃に起床しました。
部屋の窓を開けると、不安定な天候が落ち着きつつあるのか、東の空が黄金色に染まっています。
もしや、期待していなかった初日の出が拝めるかっ!?
…とにわかに興奮した私は、着の身着のまま、もとい、スマホだけ持って、冷気漂う外へ駆け出しました。
そして、2021年初日の出を、拝むことができました!
八重岳で新年を迎えることができるだけで胸が一杯なのに、初日の出まで見ることができるなんて、一体どれだけ運がいいんだ(笑)!
八重岳再訪を誓う
元日、八重岳を去る時間が刻々と迫る中、部屋からぼんやりと外を眺めていたら、電動車椅子で外回り中の比嘉純さんが通りがかったので、記念写真を撮らせていただきました。
帰り際に挨拶した際、比嘉さんから「また来てね」との温かい言葉をいただきました。
はい。
必ず、また来ます!
(何度でも…)
八重岳のことが益々好きになりました。
比嘉純さん、恵美子さん、今回も大変お世話になりました。本当にありがとうございます。
どうかお元気で。
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