果物が好物のつぼです。
この記事では、竹嶋有機農園のりんごを紹介します。前シーズン、ここのりんごを知ってから大ファンになり、今シーズン、私が食べたりんごの8割はここのりんごです。
竹嶋有機農園のりんごを知ってしまうと、もう他のりんごが食べられなくなるかもしれないので、ある意味、危険な情報です(笑)。
生産量に限りのある超貴重な農産物です。もし病みつきになったとしても、くれぐれも買い占めは止めてくださいね!
竹嶋有機農園とは
初代の竹嶋儀助さんは日本のりんご界伝説の人物
竹嶋有機農園は、りんごの一大産地である青森県の南津軽郡藤崎町にあるりんご専用の農園です。
初代の竹嶋儀助さんは、13歳でりんご栽培を始めて以来、約80年間、ひたむきにりんご栽培を続けました。
自分のりんごを「無毒りんご」と呼び、化学農薬、化学肥料、殺虫剤を使わない栽培方法にこだわったそうです。
昭和25年には、「マメコバチによるりんごの自然受粉法」を発見し、日本各地に普及した日本のりんご界伝説の人物なのです。
更に、その後、りんごにとって最大の害虫であるハマキ虫の「ミカドロバチによる防除法」を編み出して、日本のりんご農家に大きな貢献をしました。
儀助さん、すごいです🍎
三世代、青森で100年以上続くりんご農園
儀助さんの信念は息子、孫へと引き継がれ、竹嶋有機農園は今でも自然農法にこだわってりんご栽培を続けています。
「りんごは農薬が作る」といわれるくらい、高温多湿の日本でりんごを栽培するのは難しく、無農薬栽培はほぼ不可能とされています。一般的な栽培法では、殺虫剤や落下防止剤など、収穫までに20回ほどの農薬を使います。
完全無農薬のりんご栽培に成功して映画化もされた『奇跡のリンゴ』の木村秋則さんは有名ですが、化学農薬・化学肥料・除草剤を使わずに栽培されたりんごは、日本全体でほんのわずかです。
そのようなりんご界において、三世代100年以上も自然農法にこだわってりんごを栽培している竹嶋有機農園、すごいです🍏
竹嶋有機農園のりんご
りんごの品種
竹嶋有機農園では、主に次の5品種のりんごを栽培しています。天候により前後しますが、カッコ内は、出荷時期の目安です。
- サンつがる(9月中旬~9月下旬)
- 紅玉(10月中旬~3月中旬)
- ジョナゴールド(11月上旬~3月中旬)
- 王林(11月中旬~3月中旬)
- サンふじ(11月中旬~4月上旬)
竹嶋有機農園のりんごは「減農薬、無袋栽培」です。この後、少し詳しく説明します。
減農薬りんご(化学農薬・化学肥料・除草剤を使わない)
竹嶋有機農園では、化学農薬・化学肥料・除草剤は使っていませんが、有機JAS法で認定されている有機資材は必要最小限のみ使用しています。
そういう意味では、竹嶋有機農園のりんごは、『奇跡のリンゴ』の木村秋則さんのような完全無農薬栽培ではなく、減農薬栽培ということになります。
有機JAS法で認定された農薬は、何回使用しても農薬使用回数に数えられず、表示義務もありませんが、竹嶋有機農園では防除歴としてすべてを公表しています。
なお、除草剤は一切使用せず、草は草刈り機で刈り取り、刈り取った草は肥料にしています。
無袋りんご(袋をかぶせず太陽光をたっぷりと浴びて育つ)
竹嶋有機農園では、無袋(むたい)でりんごを栽培しています。
従来、りんごは無袋で栽培されていましたが、害虫からりんごを守るために袋をかぶせる有袋(ゆうたい)栽培が一般的になりました。
無袋りんごは、有袋りんごと比較すると見た目は良くないことが多いですが、太陽の光をたっぷりと浴びるため糖度が高く、香りが強い傾向があります。また、品種によっては蜜が入りやすくなります。
農産物なので個体差はありますが、竹嶋有機農園のりんごは酸味と甘味がほどよく交じり合った美味しいりんごです。
ちなみに、「サンつがる」と「つがる」、「サンふじ」と「ふじ」の違いは、サン=太陽(Sun)をたっぷり浴びたかどうかで区別されます。
つまり、サンつがるやサンふじは、太陽の光をたっぷり浴びた無袋りんご、つがるやふじは、栽培中の一定期間、袋をかぶせた有袋りんごということになります。
良心的な価格
さて、これだけこだわって育てられた竹嶋有機農園のりんごですが、価格が良心的なところも魅力です。
もちろん、スーパーなどで市販されているりんごと比較するとかなり高い部類には入りますが、背景を知れば、十分にお手頃な価格だと思います。
私は、今シーズンは、竹嶋有機農園のりんごをなるべく1日1個食べようと思い、楽天市場内の自然食品のたいようという店で購入しています。
自然食品のたいよう楽天市場だけでなく、Amazon、Yahoo!ショッピングなどでも買うことができますので、ぜひ一度試してみてください。
なお、いただく際は、丸かじりがオススメです。
りんごジュース
りんごジュースもあります。
5kg箱の様子(サンふじ&王林の詰合せ)
参考までに、直近で届いた「A級品のサンふじと王林の詰合せ、5kg箱」の様子を載せておきます。
段ボールに、「美容と健康に竹嶋りんごをどうぞ」と書かれています。
はい、ありがとうございます!
サンふじと王林がそれぞれ9個、合計18個入っています。
「運送上の荷傷みについて」という案内が同封されています。丁寧な対応ですね。
りんごの等級
竹嶋有機農園のりんごには、特選品、A級品、B級品、C級品があります。
今回は、A級品を買ったので、等級のところにⒶと書かれています。
保管は冷蔵庫で
りんごは8度以下での冷蔵庫保管がオススメです。気温が10度を超えるとりんごの熟成が早く傷みやすいそうです。秋や春先は特に気をつけたいですね。
ちなみに、産地では、1~3度の超冷蔵保管をしているそうです。
今回も、りんごを軽く洗ってから、冷蔵庫にしまいました。
1日1個、有り難く、丸かじりで、いただいています。
竹嶋さん、安心して丸かじりできる、美味しいりんごを分けていただき、ありがとうございます。
コメント
たまたま拝見させていただきました。
とても嬉しい情報です
ありがとうございます。
コメントいただき、ありがとうございます。
竹嶋さんのりんご、ぜひご賞味くださいね。