つぼです。仕事の関係で、2021年11月から2023年10月までの2年間、大阪市都島区で暮らしていました。大阪での暮らしはとても気に入っていたので、あと数年間いたかったのですが、しがない会社員の希望は叶いませんでした。
都島を離れて2ヶ月。まだ記憶が新鮮なうちに、都島のおすすめの場所などについて記します。何かの参考になれば幸いです。
アパマンショップでお部屋探し都島について
読み方
都島は「みやこじま」と読みます。「としま」ではありません。
知名度が低いのでしょう。会話の中で「都島」と言ったら、沖縄の「宮古島」と誤解されたこともあります(笑)。
アクセス
都島は大阪メトロ谷町線の駅(T17)です。梅田から近く、便利な街です。
人口
都島のある都島区は大阪市の24行政区のひとつで、2023年11月時点の人口は約10.9万人です。
おすすめのスーパーマーケット
「食は愛」パントリー都島店
パントリー都島店は、都島区中野町にあります。
パントリーは、株式会社大近が「食は愛(おいしいはうれしい)」をキャッチフレーズに、関西を中心に展開しています。
私はオーガニック志向で、加工食品は基本的に無添加の製品しか買いません。
そんな私が、大阪で暮らした2年間、足繫く通ったパントリー都島店です。
ずっと前に『食(おいしい)は愛(うれしい)』というパントリーについて書かれた本を読んだことがあって、出張時にパントリー新大阪店を利用したこともありました。
大阪で暮らした2年間、生活圏内にパントリーがあって本当に助かりました。
パントリーの良さは別の記事で書きたいと思っていますが、オンラインショップのリンクをつけておきます。
おすすめの飲食店
カフェ ノガケ
ノガケは、都島区高倉町にあるカフェです。
野菜中心のごはんやお菓子を丁寧に手作りして提供しています。小さな店ですが、2017年の開業後、着実に地元のファンを増やして、コロナ禍も乗り越えました。
店名には「野掛け」のように「陽の下で季節を感じる時間を過ごす」ような空間と料理を提供するという店主の想いが込められています。
近くで暮らす大学ボクシング部の同期との昼食はノガケが定番でしたが、そんな居心地のよい空間に、ついつい長居してしまったものです。
長居といえば、その彼は来年(2024年)、長居公園(大阪市東住吉区)の近くに引っ越すようです。
菓子好きの私は、菓子だけを買いに行くこともありました。どれも美味しいですが、ごぼうクッキーのごぼう感には驚きました(笑)。
都島を去る前には、店主に引っ越しの挨拶をして、やはり菓子を買って帰りました。
Kさん、都島在住時はお世話になりました。大阪へ行く際には、また寄らせていただきます。
自家焙煎 トヨクニ・コーヒー
トヨクニ・コーヒーは、都島区高倉町にある自家焙煎のカフェです。
1932(昭和7)年に建てられた日本最古のRC造集合住宅「トヨクニハウス」の一室(1階と2階)にあります。
トヨクニハウスの超レトロな外観同様、店内も個性的でレトロ感漂う空間です。
自家焙煎されたコーヒーは、浅煎りから深入りまで幅広い好みに対応しています。コーヒー豆の販売もしています。
ノガケの近くにあって、ノガケで昼食をいただいた後に、トヨクニ・コーヒーで食後のコーヒーとデザートをいただくこともありました。
手作りの濃厚なガトーショコラとコーヒーのマリアージュは至福でした(濃厚でないガトーショコラもあります)。
ある日、職場の同僚から、彼の父親が経営するコーヒーショップの豆をいただきました。しかし、私はコーヒーミル(豆の粉砕機)を持っていません。
コーヒーミルを買うことも検討しましたが、モノを増やしたくないという思いもあって、豆の扱いに悩んでいました。
その後、トヨクニ・コーヒーを利用した際、その豆を持参して、「豆を挽いてもらうことはできますか?」と無茶振りしたら、なんとその申し出を受けていただき、同僚がくれたコーヒー豆を自宅でハンドドリップしていただくことができたのでした(笑)。
無添加インド料理 AMMY(アミー)
AMMYは、都島区友渕町にあるインド料理店です。
AMMYのカレーは野菜とスパイスをベースにしたグルテンフリーの手作りで、添加物は一切使っていません。2019年からは無農薬野菜を使う取り組みをしています。
カレー全般が好きな私はインド料理もよく食べます。無添加を宣言するインド料理店が近くにあったのは幸運でした。
2023年10月29日。大阪最後の夜は、先述のボクシング部の同期と、ベルパークシティ(後述)で暮らす先輩と3人で、AMMYで食事をしました。
やさしいおやつ ほとりの木
ほとりの木は、都島区都島本通にある、やさしいおやつの店です。
できるかぎり国産、有機、添加物の少ない安心素材で作ったマフィンや焼きドーナツなどを提供しています。
店主は「大川のほとりのこの場所で、日常のほとりにある気どらないおやつを、皆さまのほとりにそっとお届けできたら」という想いで店を開いたそうです。
先述のパントリー都島店の近くにあり、パントリーへ行くついでに寄ることが多かったです。
都島の名物
大川
大川はかつての淀川本流の一部で、淀川放水路が開削された1907(明治40)年以降は旧川扱いとなりました。
その当初は新淀川、淀川と呼び分けされていましたが、やがて淀川、旧淀川と呼び分けされるようになりました。
現在、旧淀川は、上流から大川(おおかわ)、堂島川(どうじまがわ)、安治川(あじがわ)として一級河川に指定されています。
毛馬桜之宮公園
毛馬桜之宮公園は、毛馬洗い堰から天満橋までの河川敷、約4.2キロにわたる河岸公園です。
大川沿いの遊歩道は、桜並木が続く花見の名所として知られています。
毛馬桜之宮公園を散歩したり、自転車で走ったりするのは心地よい時間でした。
大川と毛馬桜之宮公園が都島の魅力を増していることは間違いありません。
ベルパークシティ
都島にはベルパークシティという超大型の団地があります。
ベルパークシティの分譲時のパンフレットによると、総分譲戸数は3,490戸で、東京都板橋区にあるサンシティの3,584戸に次ぐ全国第2位の規模です。
ベルパークシティはカネボウ(2008年に消滅した企業)の淀川工場跡地に建設されました。
カネボウ(鐘=英語でベル)、および、三井系のブランドであるパークを合わせてベルパークと命名されました。
大阪拘置所
ベルパークシティの近くには、大阪拘置所という西日本最大級の拘置所があります。
大阪拘置所では主に刑事被告人を収容しています。
ここで具体名は記しませんが、「大阪拘置所 有名人」などで検索すると、知名度の高い囚人の名前がたくさん出てきます。
大阪市立総合医療センター
大阪市立総合医療センターは、1,063床の許可病床数を持つ総合病院です。
大阪市の中核病院として市民に高度急性期医療や小児医療を提供するほか、地域の医療機関と連携して地域医療の中心的役割を担う地域医療支援病院としての承認も受けています。
大阪市立総合医療センターは都島周辺のランドマークにもなっています。
私は都島本通三丁目にある11階建てマンションの最上階角部屋で暮らしていました。
眺望が抜群の部屋から見る景色の中にも、大阪市立総合医療センターはじっと鎮座していました。
2年間暮らした都島のマンションといえば、「強烈な日差し」と「大阪市立総合医療センター」かもしれません。
きっと、いつまでも忘れることのない景色です。
・・・少し感傷的になってしまいました(笑)。
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