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この記事では、年末年始に旅したインドのゴア州について書きます。前回は世界遺産のハンピについて書いたので、その続きです。
今回初めて知ったのですが、ゴアというのは町の名前ではなく、州の名前なんですね。
インドはイギリスの植民地でしたが、ゴア州は16~20世紀半ばまでポルトガル領インド(植民地)の一部でした。そのため、ゴア州の中にはポルトガルの面影を残す場所があります。
ゴア州の州都 パナジの観光
ハンピからパナジへの移動
ハンピからパナジへはエアコンなしの夜行寝台バスで移動しました。所要時間は約11時間。バスの切符は、乗車前日(ハンピ到着日)にハンピ村の旅行代理店で買いました。
パナジからムンバイへの移動
パナジからムンバイへはエアコン付きの夜行寝台バスで移動しました。所要時間は約14時間(下車場所による。ムンバイ圏は交通渋滞がひどい)。バスの切符は、乗車前日(パナジ到着日)にパナジのカダムバ・バススタンド近くの旅行代理店で買いました。
カダムバ・バススタンドの近くにある GOA TOURIST DORMITORY は男性専用の簡易宿泊施設ですが、交渉してシャワーだけ使わせてもらいました。バス乗車前に汗を流すことができてよかったです。
飛行機で移動するなら、Skyscanner で最適便を調べてみましょう。ゴア・ダボリム空港のコードは「GOI」です。
ゴア州の州都 パナジを歩く
ゴア州はインド28州の中で最も面積の小さな州です(3,702㎢)。パナジはそんなゴア州の州都ですが、規模は大きくありません(ゴア州最大の都市は空港のあるヴァスコ・ダ・ガマ)。
朝6時頃、ハンピからのバスはパナジのカダムバ・バススタンドに着きました。空が明るくなるのを待ち、路線バスでパナジの中心地へ移動しました。
宿を決めていなかったので、バックパックを背負ったまま、気ままに街を歩きました。
市場にも行ってみました。町の規模同様、こじんまりとしています。
町のシンボル、パナジ教会へと続く道です。落ち着いた雰囲気があります。
2019年の大晦日。気持ちの良い青空です。
サン・トーメ地区には、ポルトガル時代の街並みが残っています。
ゴアの伝統スイーツなど
小腹が空いたので、サン・トーメ地区のレストランで朝食にウタパーム(Uttapam)を食べました。南インド風のお好み焼き?美味しかったです。
更に街を歩いて喉が渇いたので、カフェでライムジュースを飲みました。
同じ店で、Pinag(Pinaca)というゴアの伝統スイーツを試してみました。見た目は微妙ながら、食べてみるとすごく美味しかったです。
ゴアには、他にも、ポルトガルの影響を受けたスイーツもあります。関連のウェブサイトをつけておきます。
また、私は食べる機会がありませんでしたが、ポルトガル料理を出すレストランもあります。
ゴアはインドのラスベガス?
マンドヴィー川には船上カジノがあります。
話のネタに行ってみてもよかったのですが、時間がありませんでした。ネットで調べれば日本語の情報もたくさん見つかるので、興味があれば調べてみてください。
インドでは賭博行為が原則禁止されていますが、ゴア州とシッキム州など一部では、非居住民を対象とした賭博が認められています。カジノの数が多いゴア州は、インドのラスベガスと呼ばれることもあります。
世界遺産 オールド・ゴアの観光
ポルトガル領インドの首都
パナジのカダムバ・バススタンドから路線バスで約20分の場所にあるオールド・ゴアは、17世紀にコレラとマラリアの流行により町が放棄されるまで、ポルトガル領インドの首都でした。最盛期には20万人近い人々が暮らしていたそうです。
オールド・ゴアは、1986年、ゴアの教会群と修道院群として世界遺産に登録されました。見どころは1ヶ所に集まっていて、急げば1時間程度で主要な観光ポイントを見て回ることができます。
教会群はどれも立派で、往時の繁栄ぶりを窺い知ることができます。
10年に一度公開されるフランシスコ・ザビエルの遺体
ボム・ジェズ教会には、日本に初めてキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルの遺体が安置されています。
ザビエルの遺体は10年に一度公開されます。次の公開年は2024年です。
インドらしからぬ風景と静けさが印象的なオールド・ゴアは、ポルトガル人に放棄された町というイメージに合っていました。
北ゴアのカラングート・ビーチで年越し
アラビア海沿岸はビーチリゾート
ゴア州のアラビア海沿いには、数多くのビーチリゾートがあります。大雑把に、パナジ以北の北ゴアとパナジ以南の南ゴアに分かれています。
私はパナジに泊まるかビーチに泊まるかも決めていませんでしたが、パナジの街歩きが到着後数時間で終わったため、また、大晦日ということもあり、少し奮発してビーチリゾートに泊まることにしました。
2019年最後の夕陽
そういうわけで、パナジから比較的近く、地球の歩き方に「北ゴアで最も人が集まるビーチ」と書かれているカラングート・ビーチへ行きました。渋滞のため、カダムバ・バススタンドから路線バスで60分近くかかりました(翌日、復路は約30分)。
リゾートホテルにチェックインし、シャワー等済ませてから、街に出て遅い昼食。ベジタリアン・ターリーとパイナップルラッシーでお腹いっぱい。
昼食後、繁華街を歩いてからビーチへ行きました。楽しそうにしているインド人たちを見ると、私も楽しい気分になりました。
そのままビーチを歩き、2019年最後の夕陽がアラビア海に沈むのを見届けました。
忘れられない光景です。おかげさま。
カウントダウン
2019年が残りわずかになった時分、再びビーチへ行きました。ビーチのメイン入口近くの繁華街は大勢の人でごった返しています。
ビーチも人だかりで、カウントダウンを控えた高揚感があります。
カウントダウンの前から花火が上がっていましたが、日付が変わり、待ってましたと言わんばかりに至るところで花火が打ち上げられると、新年を祝う群衆の歓声がビーチに響き渡りました。
インド人もお祭り好きですね。私も一緒に楽しませていただきました。
HAPPY NEW YEAR!
2020年元旦
元旦。ホテルで朝食(ビュッフェ)を済ませた後、ビーチへ行きました。
ビーチではパンツ一枚になって、泳いだり、日光浴をしたり、アラビア海の恵みを存分に味わいました。
素晴らしい2020年の始まりでした。おかげさま。
オススメのリゾートホテル
カラングート・ビーチでは、PARADISE VILLAGE というリゾートホテルのバルコニー付きの部屋に泊まりました。
その名のとおり、村のように広い敷地内には、コテージやプール、ジム、レストランなどがあり、ビーチにも直結しています。設備は古いですが、スタッフは親切で、気持ちよく新年を迎えることができました。
私は宿を決めていなかったので、現地到着後、成り行きで決めましたが、「最低価格保証のアゴダ(Agoda)」でも予約できるみたいです。
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