ずっと行きたかった CARVAAN(カールヴァーン)。
埼玉県飯能市と便利とは言えない場所にあるため、なかなか行く機会がありませんでしたが、先日、飯能の正覚寺で宿泊坐禅をした後、初訪問して昼食をいただきました。
この記事では、飯能にあるブルワリー&レストラン CARVAAN を紹介します。
CARVAAN(カールヴァーン)を手掛けるのは FAR EAST
ペルシャ語で隊商(キャラバン)を意味する CARVAAN を手掛けるのは、食品や雑貨の輸出入・販売、食品の製造・販売などを行う株式会社 FAR EAST。
FAR EAST のウェブサイトによると、同社は「ナチュラル、オーガニック、フェアをキーワードに世界各地から厳選されたドライフルーツやナッツ、シリアル等を輸入販売」しています。
同社が手掛ける FAR EAST BAZAAR は東京都内を中心に全国で11店舗(2019年9月時点)展開されています。FAR EAST BAZAAR では、自社で輸入した原料をふんだんに使用したジェラートやホットビスケット、スムージー、グラノーラ等すべて自社開発した商品が、異国情緒たっぷりの店内で量り売りされていて、その雰囲気はまるで異国のバザールで買い物を楽しんでいるかのよう。
CARVAAN へのアクセス
最寄駅となる西武池袋線の飯能駅北口から CARVAAN まで、徒歩で約12分(900メートル)です。
私は宿泊坐禅でお世話になった正覚寺方面から飯能駅北口に向かうバスに乗り、岩根橋というバス停で降りて、そこから10分ほど歩いて行きました。
CARVAAN まで300メートルの案内が出ています。
着きました。コンテナの向こう側にお店があります。
マイクロバスでの送迎もしているそうです(送迎範囲、人数については要相談)。
この石畳の先がお店です。お洒落で高級感漂う入口に期待が高まります。
ドキドキ・・・。
お店が近づいてきました。この館の意匠は明治の文明開化の洋館とアラビア建築の折衷だそう。
うーむ、実に堂々とした佇まい…。
念願かなってようやく来れた店なので、建物を観察したりして、入店を焦らしてみました(笑)。
では、この扉の向こうにある異国情緒溢れる空間へ、いざ進まん!
…と、焦らす目的も兼ねて(笑)、ここで一旦、店舗情報を載せておきます。
- 住所:埼玉県飯能市大河原32−1
- 電話:042-973-7000
- 営業時間:Lunch:11:30~15:30 (L.O.14:30)、Dinner:月~木曜 17:30~20:00(L.O 19:00)、金・日曜 17:30~21:00(L.O 20:00)、土曜・祝前日 17:30~22:00(L.O 21:00)
- 定休日:なし
- ウェブサイト: https://hanno.carvaan.jp
なお、飯能駅から歩いて行く場合、この割岩橋を渡り切って左側にある小さな橋を渡るとCARVAAN の入口に出ます。
入間川にかかる割岩橋の上から望む CARVAAN。
CARVAAN の店内
1階の様子
店内に入ると、厨房とカウンター席が目に入ります。
吹き抜けによる開放感が優雅な雰囲気を演出しています。
1階奥の席に通していただきました。
次の写真に写っている席はすべて予約済みでした。できれば予約するのがいいと思います。私も予約してから行きました。
食べログ で「カールヴァーン ブルワリー&レストラン 」を検索世界中から集めたテーブル、椅子、ランプ、調度品、器などのインテリアや内装材が異国情緒を醸し出しています。
テラス席もあります。
1階の様子(ブルワリー)
ガラスの向こう側がブルワリー(ビール醸造所)。CARVAAN で提供しているビールは、すべてここで作られています。
ビールの原料となるホップは、飯能の南高麗地区にある130有余年前の古民家と漆喰塗りの蔵を本拠にして、出来得る限り自然な農法で栽培されています。
究極の地産地消!!
ここまでこだわるのは並大抵のことではありません。スゴイです!
私はめったにアルコールを口にしませんが、CARVAAN のクラフトビールは飲んでみたいと思いました(が、今回は昼間ということもあり、飲まず。再訪の際にはぜひ)。
2階の様子
2階も見せてもらいました。陳腐な言葉で恐縮ですが、素敵です!
ソファ席もあります。
階段の壁には、美術館のように骨董品が展示されています。お金かけています!
CARVAAN の料理
地中海・アラビア料理を中心に、世界の食文化を体現した料理
CARVAAN では地中海・アラビア料理を中心に、世界の食文化を体現した料理を提供しています。
地中海・アラビア料理には、ハーブやスパイス、ドライフルーツ、ナッツがふんだんに使われますが、CARVAAN では世界各地から直輸入した香辛料やドライフルーツ、ナッツ、天然塩、花蜜糖を使ってその食文化を表現しています。
メニューの一部を載せておきます。
お子様ランチもありますが、17:30以降は小学生以下の子供は入店不可とのこと。
ランチの実食
さて、私が注文した料理が運ばれてきました。
まずは、アラビアンプレート。私の大好きなフムス(ひよこ豆のペースト)、ファラフェルなど4種類の前菜の盛り合わせ。食器もアラビアンな感じです。
続いて、ゾロアスターカレー(バスマティライス、サラダ付き)。コクのあるカレーは量も十分で、満腹になりました。骨付きの鶏肉が入っています。
最後に、花蜜ミルクジェラートとコーヒー。ジェラートは砂糖不使用で、カンボジアの椰子の花の蜜から作った花蜜糖で甘みを出しています。
ごちそうさまでした。美味しかったです。
会計は約3000円。少々高い昼食になりましたが、しっかり満足できる内容でした。
強いて不足点を挙げれば、ヴィーガンとは言わないまでも、ベジタリアン向けのメニューを作って欲しいです。お店に要望を伝えてみます。
CARVAAN では、抜群の雰囲気を存分に味わうべく、ゆっくりと優雅に食事を楽しむのがいいですね。
コメント