ファスティングマイスターのつぼです。
この記事では、食事の回数を減らすプチファスティング(断食)について書いています。
本格的なファスティングは無理そう!という、そこの、あなた!
難しく考える必要はありません。
まずは、食事の回数を減らすプチファスティングに挑戦してみてはいかがですか。
食べ過ぎは万病のもと
腹八分に病なし、腹十二分に医者足らず
突然ですが、普段、食べ過ぎていませんか?
お腹が減っているわけでもないのに、何となく食べていませんか?
まぁ、飽食の時代ですから、私もよくやります(笑)。
そのようなときは、自らの行いを戒めるためにも、次の言葉を思い出します。
「腹八分に病なし、腹十二分に医者足らず」
この言葉は随分昔からあるようです。
いつの時代の人も、食べ過ぎが不健康に繋がることを経験的に知っていたのかもしれません。
食べ過ぎは万病のもと、なんですね。
断食にまつわる外国の諺
それが分かっていてもなお、私はよく食べ過ぎてしまうのですが、そのようなときは、
「ファスティング(断食)で調整すれば大丈夫」と開き直っています(笑)。
この開き直りの半分は食べ過ぎてしまうことへの免罪符ですが、半分は真理だと思います。
例えば、フランスやドイツにはこのような諺があります。
断食はメスを使わない手術である(フランスの諺)
断食で治らない病気は他のどんな治療でも治らない(ドイツの諺)
このような諺があるからフランスやドイツで断食が盛んかというと、多分そんなことはないと思いますが、断食が世界レベルで有効な健康法であることは間違いありません。
日本のファスティング界の重鎮、山田豊文さんの書籍は一読をお勧めします。
こちらは、山田式ファスティングプレミアムという酵素ドリンクです。
プチファスティングに挑戦する
食事の回数を減らす(プチファスティング)
さて、本題に入ります。
ファスティング(断食)と聞くと、身構えてしまう人もいるかもしれませんが、難しく考えることはありません。まずは、食事の回数を減らすプチファスティングから始めてみてはいかがですか。
もちろん、毎日減らす必要はありません。
最近ちょっと食べ過ぎている…
少し体調不良だ…
ゆっくり体を休めたい…
というようなとき、プチファスティングに挑戦するチャンス!
プチファスティングをするだけでも、すっきり感や疲労回復などの効果が期待できますよ。
ここからは次の1日3食のモデルケースを用いて、
食事の回数を減らすシミュレーションをしてみます。
<モデルケース>
朝食:7時(次の食事まで5時間)
昼食:12時(次の食事まで7時間)
夕食:19時(次の食事まで12時間)
1食抜き(1日2食)
抜くのは朝食、昼食、夕食のどれでも構いませんが、
断食時間を長めに取るため、できれば朝食か夕食を抜くのがいいでしょう。
モデルケースの場合、断食時間は次のようになります。
・朝食抜きの場合:19時から翌日の12時まで、断食時間は19時間
・昼食抜きの場合:7時から同日の19時まで、断食時間は12時間
・夕食抜きの場合:12時から翌日の7時まで、断食時間は19時間
3食中1食を抜くだけならハードルが低いと思いますが、いかがでしょうか。
参考までに、人間には体内サイクル(腸内リズム)があります。
<人間の体内サイクル(腸内リズム)>
・4時~12時:排泄の時間
・12時~20時:消化の時間
・20時~4時:吸収の時間
4時~12時は「排泄の時間」なので、朝食を抜くのは人間の体内サイクル(腸内リズム)に合っているとも言えます。
ちなみに、寝汗や、目が覚めてからすぐにトイレに行きたくなるのも、排泄のリズムに沿った生理現象です。
また、夜遅くに食べると太るというのは、20時~4時は「吸収の時間」だからです。
夕食を抜くと、睡眠時に代謝酵素がよく働き、効率的な疲労回復や体内の炎症修復等が期待できます。
2食抜き(1日1食)=半日ファスティング
朝、昼、夕のどこで食事(1日1食)をしても、断食時間は24時間になります。
断食時間は24時間(1日)ですが、
1日1食しているので、私はこれを半日ファスティングとしています。
24時間食べないとなると、無理っ!と思ってしまう人もいるかもしれませんが、それは概ね意志の問題です。もちろん、無理にやる必要はありません。
3食抜き(1日0食)=1日ファスティング
モデルケースの場合、
朝、昼、夕のどこから断食を始めるかで断食時間が29時間~36時間になります。
・今日の夕食を食べ、翌日3食抜き、翌々日の朝食を食べる場合:断食時間は36時間
・今日の昼食を食べ、今日の夕食から3食抜き、翌日の夕食を食べる場合:断食時間は31時間
・今日の朝食を食べ、今日の昼食から3食抜き、翌日の昼食を食べる場合:断食時間は29時間
丸一日食べないことを1日ファスティングとすれば、断食時間が36時間のケースがそれに該当しますが、3食抜くという意味では、断食時間が31時間、29時間のケースも考えられます。
どうでしょうか。毎日(何も考えずに?)3食食べることが当たり前になっているとしたら、3食抜きというのはあり得ないと思うかもしれません。
実際、ファスティングの話をしていて、丸一日食べないことに抵抗感を示した人を何人も知っています。
繰り返しになりますが、無理にやる必要はありません。
ただ、やってみると、体が軽くなったり、疲労回復の実感があったりするので、ぜひ一度試してみてほしいです。
プチファスティングの注意事項など
プチファスティングをする際の注意事項などをいくつか書いておきます。
水をたくさん飲む
プチファスティング中は、水をたくさん飲むことで、排泄(デトックス)しやすくなります。良質の水を、普段より多めに飲むようにしましょう。
参考までに、2日以上のファスティングを行う場合は、2リットル/日以上の水を飲むことを推奨しています。
全体の食事量を増やさない
1食抜き(1日2食)、2食抜き(1日1食)、3食抜き(1日0食)いずれの場合も、抜いた食事の量を他の食事でカバーしないようにしましょう。
食事の回数だけでなく、全体の食事量を減らすことが肝要です。
3食抜き(1日0食)後の食事(回復食)の量は少なくする
2日以上、ファスティング期間が長くなるほどに重要となるのが、回復食です。
ファスティングの後は胃腸が休んでいるので、いきなり多くの食事を入れてしまうと、胃腸が処理しきれず、危険です。
3食抜き(1日0食)の場合も、この回復食は意識したいです。
3食抜き(1日0食)後、最初の食事(回復食)は、普段より少なめに!
以前書いた3日間のファスティングレポートに回復食について書いてあるので、リンクをつけておきます。
植物性のものを中心に食べる
プチファスティングの前後は、植物性のものを中心に食べるようにしましょう。動物性のものは消化に時間がかかり、プチファスティングの効果を感じにくくなります。
特に、3食抜き(1日0食)後、最初の食事(回復食)は、食べるものにも注意しましょう。
酵素ドリンクを使う
1食抜き(1日2食)、2食抜き(1日1食)のプチファスティングは水だけで行っても大丈夫だと思いますが、酵素ドリンクを使えば、空腹感を感じにくくなります。
ただし、添加物を使ったなんちゃって酵素ドリンクが多いので、良質の酵素ドリンクを選ぶことが大切です。なんちゃって酵素ドリンクなら飲まない方がマシです。
3食抜き(1日0食)のプチファスティングの場合、水だけだとキツイかもしれないので、酵素ドリンクを使うことも選択肢に入れましょう。
酵素ドリンク以外のものを使う
酵素ドリンク以外では、甘酒や味噌などを用いるのもオススメです。食事の代わりや口さみしいとき、空腹感のあるときなどにいただきます。
また、もし空腹感が気になる場合は、旬の果物を少しだけ食べてみると楽になるかもしれません。
また、良質の天然塩を舐めるのもオススメです。
無理をしない
繰り返しになりますが、無理は禁物です。
例えば、3食抜き(1日0食)の実践中、体調不良等になった際は、潔く止める勇気も必要です。
3日以上の本格的なファスティングに挑戦する
3日間のファスティングは意外と楽ちん
さて、プチファスティングをやってみて、何か良い実感が得られた場合、3日以上の本格的なファスティングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
3日間の断食と聞くと、「絶対できない!」と反射的に思ってしまう人が多いようです。私もそうでした。
しかし、やってみると、3日間は何の問題もなく完遂できてしまいます。それどころか、あと数日は続けられる、続けたいとすら思います。実際に、3日間の予定を延長するという人もいます。
私の場合は、5日間ファスティングの完遂時にはまだまだいけると思い、7日間ファスティングの完遂時にはもう少しいけると思いました。なので、最低10日間はできると思っています。
また、長ければいいというわけでもないですが、いつか28日間(4週間)以上のファスティングにも挑戦するつもりです。
ファスティングをすれば健康レベルが上がる
ファスティングは食事を見直すきっかけになります。
食事が変われば健康レベルは確実に上がります。これはファスティングで得られる恩恵のひとつですね。
本格的なファスティングは専門家のサポートとアドヴァイスを受ける
十分な知識を持たない状態で、ただ単に食べない、水だけで過ごす、粗悪な酵素ドリンク等を使う自己流のファスティングを2日以上行うのは大変危険です。
安全にファスティングを行い、しっかりと効果を出すためには、ファスティング前の準備段階からファスティング終了後の復食期間まで、専門家のサポートとアドヴァイスが不可欠です。
私はファスティングのサポートやアドヴァイスもしていますので、ご興味ありましたら、気軽にお問い合わせください。
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