ブルーベリーフィールズ紀伊國屋治兵衛のクロワッサンはやはり素晴らしかった

グルメ
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当ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

今回は、私の大好きなブルーベリーフィールズ紀伊國屋治兵衛のクロワッサンについて書きます。

生産量に限りがあり、今以上に人気が出ると買えなくなる恐れがあるので、本当はあまり教えたくないのですが、先日起きたある出来事により、書かずにいられなくなりました。

ブルーベリーフィールズ紀伊國屋治兵衛について

1983年(昭和58年)の春、琵琶湖を見下ろす小高い山の中腹にある棚田の一角に、ブルーベリー畑が誕生しました。

無農薬栽培のブルーベリーが収穫できるようになると、オーナーの岩田康子さんは自宅でジャムを作り始めました。ジャムは多くの人に支持されて、やがて小さなジャム工房が建ちました。

ブルーベリーフィールズの手作りジャム

岩田さんの祖先が江戸時代に京都で商売をしていたときの屋号「紀伊國屋治兵衛」に由来するブルーベリーフィールズ紀伊國屋治兵衛は少しずつ発展し、今では、ジャムだけでなく、パンや焼き菓子の製造販売、レストランやカフェなどの運営もしています。

クロワッサンに貼られたシール
「Yasuko’s Dessert」のYasukoはオーナーの岩田康子さんのこと
ブルーベリーフィールズ紀伊國屋
ブルーベリーフィールズ紀伊國屋のジャム造りは、琵琶湖を見下ろす比良山系でブルーベリー畑を開拓することから始まりました。地球の一部を借りて築いてきた小さな営み。自然と共に在る豊かな想いを商品に込めてお届けいたします。

ブルーベリーフィールズ紀伊國屋治兵衛との出会い

名古屋で出会ったブルーベリークロワッサン

私がブルーベリーフィールズ紀伊國屋治兵衛と出会ったのは、4~5年前だったと思います。

名古屋へ出張した際、ジェイアール東海髙島屋の地下2階で、何か珍しいものはないかと物色していたところ、味百選コーナーで、素敵な包装のパンらしきものを見つけました。

ん、クロワッサン

引き寄せられるように、その商品を手に取ると、ずっしりとした重量感に驚きました。

ウォ!?と思いながら、習慣的に原材料表示を確認すると、相当なこだわりが見て取れます。

直感的に食べてみたい!と思い、小さな興奮を覚えながら、そのクロワッサンを購入したのが最初でした。

それ以来、出張で名古屋へ行くとかなりの頻度で、ブルーベリークロワッサンや焼き菓子を買うようになりました。

忘れられないクロワッサンの味

その後、名古屋へ出張することがなくなると、ブルーベリークロワッサンと疎遠になってしまいました。

オンラインストアで買うことはできるのですが、なるべく送料はかけたくありません。

ある日、あのクロワッサンをまた食べたいと思いつめた私は、ブルーベリーフィールズと東京の高島屋日本橋店に、クロワッサンを取り扱えないかと問い合わせました。

その回答は、「製造できる数に限界があり、もし商品を提供できるとしても、催事での限定販売になる」、「どの商品も好評で、地元での販売数や営業日数も制限せざるを得ないような状況」とのことでした。

ブルーベリーフィールズ紀伊國屋治兵衛との再会

クロワッサンを購入するチャンスが到来!?

そのようなやり取りを経ていたこともあって、ある日、高島屋日本橋店のマネージャーから、ブルーベリーフィールズ紀伊國屋治兵衛がグルメのための味百選という催事に出店し、そこでクロワッサンも出品されるとの連絡がありました。

絶対に買いに行くぞ!と心の中でガッツポーズを決めた数日後、

再び高島屋日本橋店から連絡がありました。

クロワッサンの製造が追いつかず、今回の催事での販売ができなくなった…。

しかしながら、「今回につきましては、販売をするとご連絡させていただいておりましたので、 つぼ様のご来店のお日にちとおおよそのお時間、ご購入される数量をお知らせいただきましたら、ご手配をさせていただきたく存じます」

高島屋日本橋店の律義な対応に恐縮しつつ、買いに行く日時と数量を伝えました。


ところが、数日後、再度、高島屋日本橋店から連絡がありました。

ブルーベリーフィールズのベーカリー担当者がインフルエンザにかかり、パンの製造ができなくなった。担当者がひとりしかいないので、どうにもならない…。

ブルーベリーフィールズからはお詫びとともに、「後日、送料は先方持ちでクロワッサンを直接送付させていただく」との申し出があったとのことでした。

高島屋日本橋店の催事にて

結局、高島屋日本橋店の催事でクロワッサンを買うことは叶いませんでしたが、せっかくの機会なので、催事へ足を運びました。

ブルーベリーフィールズの看板商品であるジャムを中心に販売されていました。

アップルパイやブルーベリーのリングケーキなど、めったに手に入らない逸品も出品されていたようです。訪れたのが夕方だったので、売り切れていて、取り置きしておけばよかったと後悔しました。クロワッサンのことしか頭になかったので、迂闊でした。

プレミアムのブルーベリージュースの実演販売もあったようですが、こちらも売り切れでした。

ドライフルーツも出品されていました。野生種のブルーベリーやクランベリーはカナダ産です。

アントシアニンが豊富なビルベリーはフィンランド産です。

常設店について

関西の高島屋を中心に、百貨店の常設店でブルーベリーフィールズの商品を購入することができます。パンや焼き菓子が置いてあるかどうかは要確認です。常設店の詳細はこちら

敬意を込めて、クロワッサンをいただく

クロワッサンが届く

さて、紆余曲折の末、ブルーベリークロワッサンが届きました。

ウキウキしながら段ボールを開け、懐かしいクロワッサンの姿を見ると、頬ずりしたい気分になりました。

クロワッサンは2袋買い、1袋は翌日、実家におすそ分けしました。送料は変わらないとのことで、スコーンも一緒に買いました。

心温まるメッセージが添えられていて、益々ファンになりました

心温まるメッセージ

今回、ブルーベリーフィールズは、利益度外視で、1000円近い送料を負担してくれました。損して得取れとはきっとこういうことをいうのでしょう。

本当にありがとうございます。

クロワッサンをいただく

21時を過ぎていましたが、撮影のために…とわざとらしい理由を付けて(笑)、クロワッサンをひとつ取り出しました。

相変わらずのずっしりとした重量感に感心し、そのまま直ぐに食べてしまいたい気持ちを抑えつけて、まずは国産小麦の香ばしさを嗅覚全開で堪能しました。もしかすると、その恍惚とした様子は気持ち悪い光景だったかもしれません(笑)。

そして、ほんのりとブルーベリーの色が着いた生地にほほぅと唸りながら、少しだけそっと口に含み、ゆっくりと何度も何度も噛みしめて、その良質な素材の風味を心ゆくまで味わいました。

心を込めて作られた本物の食べ物です。敬意を込めていただきました。

クロワッサンの原材料

クロワッサンの原材料も載せておきます。

小麦粉、小麦全粒粉は国産です。砂糖はオーガニックなもの、酵母は小麦全粒粉と塩と水を発酵させた自家製の小麦酵母を使っているそうです。

ちなみに、ブルーベリーフィールズでベーカリーを担当するのは、天然酵母パンで有名なルヴァンで10年修行をしたパン職人らしいです。なるほど、だからこんな素晴らしいクロワッサンを作るのですね。

クロワッサン以外のパン、クッキーなど

クロワッサンと一緒に買ったスコーンです。クロワッサンのような深みには欠けますが、こちらも美味しいです。

スコーンの原材料です。ベーキングパウダーは添加物ですが、アルミ不使用のものであることを確認しました。


その他、次のようなパンもあります。

  • 全粒粉パン
  • くるみ全粒粉パン
  • ブルーベリー全粒粉パン
  • くるみレーズンパン
  • ブルーベリーパン
  • ブルーベリーのプチパン

クッキーもあります。私はクロワッサンと一緒にブルーベリークッキーをよく買っていました。また食べたいなぁ。

詳細はオンラインストアでご確認ください。

ブルーベリーフィールズ紀伊國屋治兵衛の飲食店

ブルーベリーフィールズ紀伊國屋治兵衛は飲食店も運営しています。

私はまだ行ったことがありませんが、いつか訪れたい場所リストに入っています。今回改めて調べて、リストの順位が上がりました。

詳細や予約はウェブサイトをご確認ください。

ブルーベリーフィールズ紀伊國屋
ブルーベリーフィールズ紀伊國屋のジャム造りは、琵琶湖を見下ろす比良山系でブルーベリー畑を開拓することから始まりました。地球の一部を借りて築いてきた小さな営み。自然と共に在る豊かな想いを商品に込めてお届けいたします。

山のレストラン

琵琶湖や近江の山々を見ながら、有機栽培の野菜や自家製のハーブをふんだんに使ったコース料理をいただけます。

前日までの完全予約制です。JR湖西線の和邇(わに)駅からレストランまで送迎があります。

8月にはブルーベリー摘み取り体験もできます。

カフェテリア 結 紀伊國屋

成安造形大学のキャンパス内の学食です。店内からは琵琶湖を一望できます。

地元の食材をふんだんに使ったボリュームたっぷりの料理や季節に合わせたケーキ、ブルーベリージャムを使ったスイーツなどを学食らしい手頃な価格でいただけます。

成安造形大学の学生が羨ましいっ!

安曇川泰山寺 ソラノネ

毎朝、湧水とかまどを使って炊いたご飯を、ソラノネ食堂でいただけます。

かまどご飯炊き体験もできます。詳細はこちら

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