東京の神保町に Loving Hut というビーガンレストランがあります。Loving Hut の営業日は土曜日だけ。しかも夜は予約制なので、気軽に食べに行けるのは土曜日の昼に限られます。
先日、この狭き門 Loving Hut で念願のビーガンビュッフェを体験してきたので、この記事ではその様子を書きます。
Loving Hut とは
Loving Hut は世界最大級のビーガンレストランのグループ
Loving Hut は台湾に本部があります。Loving Hut のコンセプトに賛同する人々がビーガンレストランを開いていて、アジア、ヨーロッパから、北米、南米、オセアニア、アフリカに至るまで世界各地に300以上ものチェーンが広がる世界最大級のビーガンレストランのグループです。
世界各地のチェーン店はこちらで確認できます。
神保町の店は日本で唯一の Loving Hut チェーン
この神保町の店は、日本で唯一の Loving Hut チェーンです。中国出身の方が運営しています。
岡田ビルという雑居ビルの2階にあります。
動物実験反対のステッカーが貼られたドアを開けて中に入ると、
第3回(2018年)日本ベジタリアン・アワード カフェ・レストラン賞を受賞した際の表彰状が掲示されています。
これは期待できますね。
Loving Hut の主な方針は次のとおりです。
- ほぼすべての料理が手作り
- できる限り有機野菜を使用
- 白砂糖、化学調味料、アルコールは不使用
- 五葷(ネギ・にんにく・にら・らっきょう・あさつきなど、匂いや刺激の強い食材)抜きの対応も可能
Loving Hut のランチビュッフェ
ラビングハットのビュッフェは、野菜や穀物のみを使用して作る料理の美味しさと多様性、そしてさらなる可能性をお客様に食べて感じてもらうことを一番の目的としております。全ての料理は植物性材料のみを使用しており、アルコールフリーです。
Loving Hut のウェブサイトより
さて、いよいよ Loving Hut のランチビュッフェの紹介です。
テーブルの上に、ビーガン(完全菜食)料理がずらりと並びます。
初回はこんな感じで、控えめに盛り付けました。
この後、何回おかわりしたかはご想像にお任せします(笑)。
中華まんもありました。
餡がぎっしり詰まっていて、皮も厚いので、お腹にたまります。3種類すべて、味見しました。
大根、生姜、ナツメ、クコの実などが入った薬膳スープもありました。毎日でも飲みたい健康的な一品です。3~4回おかわりしました(笑)。
野菜がゴロゴロ入ったカレーもありました。2~3回おかわりしました(笑)。
最後にデザートもいただきました。胡桃などが入った豆乳ケーキと旬の林檎です。2~3回おかわりしました(笑)。
…いやぁー、よく食べたっ!
実際、少し食べ過ぎた感があったので、この日の夕食は食べずに調整しました。
私、ファスティング・マイスターですから!
Loving Hut のランチビュッフェは、毎週土曜日の11時~15時に開催。食事時間は90分制(混雑時は70分制)で、料金は大人(中学生以上)が2000円(税込)、小学生が800円(税込)です。詳細はLoving Hut のウェブサイトでご確認ください。
Loving Hut の店内の様子など
お客さんの7割が外国人
座席数は20席ほどであまり広くはありません。
私が入店した12時頃は席に余裕がありましたが、どんどんお客さんが来て、途中から混み始めました。そのため、客席の写真を撮るのは控えました。
外国人のお客さんが多かったです。店主によると、お客さんの7割が外国人とのこと。
店の入口には、持ち帰り用の料理や販売用の調味料などが置かれていました。
店内の本棚には、ベジ漫画なるものが置かれていました。
スプリームマスターテレビジョン
Loving Hut の創始者スプリームマスター チンハイが始めたスプリームマスターテレビジョンの案内が出ていました。
スプリームマスターテレビジョンは、24時間365日ひたすらポジティブなニュースと勇気づけられる番組を放送する非営利のオンラインテレビチャンネルだそうです。
スプリームマスターテレビジョンのニュースキャスターは全員がビーガン(完全菜食主義者)とのこと。ウェブサイトを見てみると、霊性などの単語が出てきて宗教っぽさもありますが、Loving Hut で勧誘されたりすることはないのでご安心ください(笑)。
肉食が環境に与える影響について
店内には「肉食は膨大な資源のムダ遣い!」という見出しのパンフレットが置かれていました。
パンフレットの要旨を書いておきます。
- 家畜(特に牛)を飼育するためには、膨大な量の穀物や水が必要
- 膨大な糞尿やゲップ(メタンガスの温室効果は二酸化炭素の23倍)も出る
- 家畜が地球を破壊する
- 健康や動物に配慮して、肉食を減らすべき。できればベジタリアンになるのが良い
- 国連がビーガンを推奨
私はビーガンでもベジタリアンでもありませんが、肉食は意識して減らしています。例えば、この記事を書いている時点では、8日間肉を食べていません。
その一番の理由は健康のためですが、このパンフレットに書かれているような「肉の生産が環境に与える影響の大きさを考慮している」というのが二番目の理由になります。
多くの人が少しずつでも肉食を減らすようになれば、人類の抱える環境問題が少しは軽くなるのではないでしょうか。
コメント