化学物質過敏症で苦しむ人が増えないためにできること

化学物質過敏症
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つぼです。3日間のファスティングを粛々と終えて、復食期間中です。

普段どれだけ気をつけていても、これだけ化学物資が溢れる社会では、どうしても体内に毒が溜まるので、ときどきファスティングをして毒を出します。

この記事では、化学物質過敏症で苦しむ人が増えないためにできることを書いています。

化学物質過敏症について発信しよう

認知度の低い化学物質過敏症

化学物質過敏症については、最近、香害という単語と併せて、ときどきニュースなどで見聞きするようになってはいますが、まだまだ認知度が低いです。

化学物質過敏症について発信する

「化学物質過敏症について知ってもらい、将来発症する人を減らす!」というのがこのブログの目的のひとつです。

このブログだけで目的を達することはとてもできないので、化学物質汚染が気になったときなど、企業などに化学物質過敏症について知らせることもあります。

既に化学物質過敏症を発症している人が、生活の中で化学物資汚染に気づいた際は、できる範囲で同じように発信していってほしいです。

その小さな一石が、化学物質汚染の低減と化学物質過敏症で苦しむ人を増やさないことに繋がると思います。

続いて、私の発信の具体例を書きます。参考になれば幸いです。

発信例

宿泊業者に発信する

私の趣味は旅です。コロナ禍でも国内旅行にはよく行きます。近年は宿の寝具やタオル類に残る柔軟剤で苦しむことが多くなりました。

そこで、最近は、予約した宿に連絡して、「化学物質過敏症という持病があって、柔軟剤を使っていないシーツやタオルを用意してほしい」というお願いをするようになりました。対応してもらえないケースも多いですが、化学物質過敏症というものを知ってもらう機会にはなっているかもしれません。

<発信例>
私、化学物質過敏症という持病があるため、清掃に消臭スプレーは使用しないでいただけますでしょうか。
同じ理由でシャンプー類は使えず、容器から漏れる化学物質で体調不良になるので、ファブリースなども含めて、部屋から撤去していただけると助かります。
また、可能であれば、柔軟剤不使用のシーツ、タオルを希望します。
あとは、喫煙所があるなら、なるべく離れた場所にしていただきたいです。

なお、以前別の記事に詳しく書きましたが、Kaoソフターという業務用柔軟剤の次のような危険有害性があります。

  • 生殖能または胎児への悪影響のおそれ
  • 水生生物に有害

飲食業者に発信する

飲食店のスタッフが身に着けている衣類やお手拭きなども柔軟剤による汚染が酷いです。あとは、トイレの芳香剤が強烈過ぎること、化学物質がてんこ盛りの石鹸が置いてあることなどもよくあります。

<発信例>
着席時に配られるお手拭き、お手洗いに置いてあるハンカチ、そしてスタッフの方の衣類からもかなり強い柔軟剤の匂いを感じました。なお、お手拭きは配られた瞬間に化学物質を察知したため、使っていません。
私は化学物質過敏症という持病があり、柔軟剤にも過敏に反応します。化学物質過敏症患者に合わせることを提案したいわけではなくて、この病気は誰でもかかる可能性のある身近な病気ということを知ってほしい、そして、従業員や客の健康のため、できれば柔軟剤を使わないでほしいと思います。
化学物質過敏症のこと、柔軟剤による香害のことなど、たぶんご存じないのだと思います。それは仕方のないことなので、この機会に知っていただければ幸いです。それを伝えることが、病気で苦しんでいる私の責任です。

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複合商業施設に発信する

最近は、入口などで得体の知れない香りを撒いている複合商業施設や店舗がやたらと多いように感じます。香りマーケティングという手法があるそうです。化学物資汚染はこのように広がっていくのでしょうか。まったく困ったものです。


次の発信例は、川崎にある「愛」をテーマにした複合商業施設に対して意見を出して、届いた回答に対する意見です。

なお、この施設の匂いについては、「2014年の開業時に、他のショッピングモールと差別化するため、香りでのおもてなしとして採用した」そうで、「該当の香りに関しては、有害物質は含まれていないことは確認している」のだとか。ふーん。

<発信例>
ご回答ありがとうございます。
香りについて、地元住民と共存する企業体として、当然「有害物質が含まれていない」という認識の下に採用されたのだと思います。ただ、それは業者の情報ではありませんか。その「有害物質が含まれていない」香りにアレルギー反応の出る私としては、本当にそうなのか疑問が残ります。例えば、第三者機関での分析、専門家の意見など、業者情報の裏付けはあるのでしょうか。
よしんばそうであったとしても、「香害」のことはぜひ認識されておいた方がいいと思います。貴社のいう「香りでのおもてなし」にもてなされていない人は私だけではないはずです。
(中略)
また、他のショッピングセンターとの差別化という点において、貴社のいう「香りでのおもてなし」効果がどれくらいあるのか、分析されたことはありますか。効果がどれほどのものか、顧客にアンケートをとるなどしてみてはいかがでしょうか。もし効果が乏しかった場合、健康被害を与える可能性のあるものに、無駄なコストをかけてきたことになります。それが企業の利益になりますか。客の利益になりますか。
諸々を考慮に入れた上で、運営していただければと思います。

自治体に発信する

化学物質過敏症については認知度が低いと先述しましたが、ウェブサイトなどで化学物質過敏症について発信している自治体もあります。

私が暮らす東京都墨田区のウェブサイトを精査したところ、それらしいページがなかったため、意見を出しました。

<発信例>
私、化学物質過敏症という病気をもっております
身近なところでは、近隣住民が使う化学洗剤や柔軟剤、シャンプー類などの臭気が窓を閉めていても私の住居に入ってきて、喉や胸が苦しいなどの健康被害が出ています。
化学物質過敏症についてはまだまだ認知されていませんが、近年罹る人が増えています。健康被害の加害者も知識がないから、ある意味仕方がないとは思います。
そこで、区役所のウェブサイトで化学物質過敏症の周知と予防対策などを提供するページを設けていただけないでしょうか。
化学物質過敏症について情報発信している自治体のウェブサイトをいくつか添えておきますので、参考にしていただければ幸いです。

化学物質過敏症という誰でも罹りうる病気のことを、まず知ってもらうことが重要だと思います。ご質問等あれば、聞いてください。


墨田区では、私の出した意見に対し、「香りへの配慮」というウェブページを作成してくれました。

香りへの配慮

解毒の参考に

溜まった毒は解毒する

日々、溜まってしまう毒は解毒するのが好ましいです。

参考までに、以前書いた解毒作用のあるスーパーフード、モリンガに関する記事のリンクをつけておきます。

食べる活性炭 キッズカーボン

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ファスティング(断食)

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