2週間の海外周遊手記の続きです。この記事では主にアンドラについて書いています。
キシナウからバルセロナを経てアンドラ・ラ・ベリャへ
キシナウからバルセロナへ
キシナウからFLYONEの乗り継ぎ便でバルセロナへ飛んだ。飛行時間は3時間余り。また1時間の時差が生じて、日本との時差が8時間になった。
10年ぶりのスペイン
スペインを訪れるのは約10年ぶりだ。前回はモロッコが主目的地の旅だった。ポルトガルからバスでスペインに入り、船でジブラルタル海峡を渡ってモロッコに入った。
「船でジブラルタル海峡を渡る」ことがその旅には欠かせない要素のひとつだった。スペインにはその目的のために寄り道しただけで滞在時間も限られていたから、正直スペインの印象は薄い。
いつかスペインを再訪したいと思っていたこともあり、今回はバルセロナからセネガルのダカールへ飛ぶまでに4日間を確保した。
旅の計画中、地図を見ていて、バルセロナとアンドラの距離が意外と近いことに気づいた。調べると、バスで3時間程度らしい。アンドラへの入国にはビザも不要なので旅の目的地に加えることにした。
まずはアンドラについて記したい。
バルセロナからアンドラ・ラ・ベリャへ
バルセロナに1泊した後、バルセロナ北バスターミナルから高速バスでアンドラの首都アンドラ・ラ・ベリャへ向かった。
翌日に同じルートでバルセロナに戻るため、往復切符を買ったら、往復割引で復路便が驚くほど安くなった。往路が31ユーロのところ、復路がなんと5ユーロ!お得すぎるだろっ!

バルセロナの市街地を抜け、郊外を走り抜けると、車窓には豊かな自然が広がった。山の中を走り、川を越え、村を越え、バスは進む。
やがてスペインとアンドラの国境でバスが停止すると、係員がバスに乗り込んできて乗客の身分証の確認を始めた。係員が私の席に来て、私が速やかにパスポートを見せると、ものの数秒で入国審査が終わった。
EU非加盟国のアンドラはシェンゲン協定(ヨーロッパの加盟国間で入国審査なしで国境を越えることができる協定)にも加盟していない。そのため入国審査は行われるが、形式的なものなのだろう。
何はともあれ、アンドラに初入国を果たし、私の訪問国数は102に増えた。

(なぜか)スイートルームに宿泊
バスは国境を越えてから20分余りでアンドラ・ラ・ベリャのバスターミナルに到着した。
バスターミナルから町の中心部にある「Hotel Màgic Andorra la Vella」まで歩いた。前夜、バルセロナの宿で、重たい瞼を気合いで開きながら、agodaで1万円弱のシングルルームを予約していた。
チェックインの際、スタッフの女性が「とても良い部屋よ」と言って鍵を渡してくれた。ふーん、と思って割り当てられた610号室へ行くと・・・
なぜか、スイートルームだった。

えー、マジでー!?ひゃっほーい♬
私の気分はにわかに高揚した。
バルセロナで泊まった宿より安いのに、面積は何倍も広い。

しかも、バルコニーからは町を横断するバリラ川と山が見える。

いいねぇ、いいねぇ。
それにしても、なぜスイートルームを割り当ててくれたのか。今もなお謎のままである。
満開の桜に感動
マイ・スイートルームでしばらく休んでから、私は颯爽と街へ繰り出した。
そして、私は別のサプライズに遭遇することになる。
なんと、
な、なんと、
街中で満開の桜が咲き誇っていたのだ。

えぇー、マジすかー!?
な、なぜ、アンドラで、さ、桜が、咲いてるの??

謎だ。
スイートルームも謎だが、桜も、謎だ。
謎がふたつで、これは謎謎なのか。
実は、この2週間の海外周遊中に東京では桜の見頃が終わってしまうのではないかと懸念していた(結局は東京でも見頃の桜を楽しむことができた)。それ故に、東京から約10,300キロも離れたアンドラで、思いがけず遭遇した満開の桜に、私は謎の呟きをするほど興奮していた。
だって、ご覧なさい。この桜トンネルをー。なかなかのものでしょう!
じゃーん!

街歩きの途中で高台から街を眺めると、桜がライトアップされているのが分かった。

そして、夜桜を見に行った私は・・・
参りましたね。はい。
だって、ご覧なさい。旅人の疲れを吹き飛ばす、この夜桜をー。
じゃじゃーん!

くぅー、にくいねぇ。
もう、この桜に出合えただけで、わざわざアンドラを訪問した甲斐があったさ。
謎でも謎謎でもいい。ただただ、この幸運に感謝です。
アンドラ公国について
備忘録として、アンドラ公国の概要を記しておく。
- 場所:スペインとフランスに囲まれた、ピレネー山脈の谷間
- 首都:アンドラ・ラ・ベリャ(標高1,000メートル超で、ヨーロッパの首都の中では最高地点)
- 国家元首:フランス大統領とウルヘル司教(スペイン在住)の共同公
- 人口:約8万人
- 公用語:カタルーニャ語(スペイン語、フランス語も通用)
- 通貨:ユーロ(EUには非加盟)
- 主要産業:スキーやハイキングなどの観光業、免税ショッピング(タックスヘイブン)
国家元首が2人存在する共同公という体制が世界的にも珍しい。
EUには加盟していないが、ユーロを通貨としている。ユーロ導入前はスペイン・ペセタとフランス・フランを併用していたそうだ。
実を言うと、私は、アンドラの通貨がユーロなので、アンドラはEU加盟国だと思い込んでいた。この記事を書く際に誤解が修正されて何よりである。
本文中に入れる隙がなかったので、ここにアンドラ・ラ・ベリャの繁華街の写真を載せておく。

私にスイートルームを提供してくれた「Hotel Màgic Andorra la Vella」への御礼と宣伝を兼ねて、同ホテルが映った写真も載せておく。

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