トロントの多民族っぷりに驚いた!

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今年の夏休みは姉家族の暮らすアメリカ(デトロイト近郊)とカナダ(ナイアガラの滝、トロント)へ行きました。

アメリカは約4年ぶり、カナダは初めての訪問です。これで旅した国は94になりました。

この記事では、今回訪れたトロントについて書きます。

トロントはカナダ最大の都市でカナダ経済の中心地

トロントはカナダ最大の都市で、2018年7月時点のトロント市の人口は約295万人です。同じく、トロント都市圏人口は約634万人で、北米ではニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴに次ぐ第4位です。

後学のため、Wikipediaに出ている都市圏人口をメモしておきます(2019年の上位50位。トロントはランク外)。

  • 東京・横浜:38,505,000人(世界第1位)
  • ジャカルタ:34,365,000人(世界第2位)
  • 上海:22,125,000人(世界第7位)
  • ニューヨーク:21,045,000人(世界第8位)
  • ロサンゼルス:15,440,000人(世界第18位)
  • シカゴ:9,275,000人(世界第41位)
トロントの中心部にあるロジャース・センター

これだけの大都市なので、トロントはカナダ経済の中心地でもあります。トロント証券取引所は取扱時価総額で世界第6位です。

奥に見えるのがトロント最大の観光名所 CNタワー(全長553.33メートル)

カナダの首都はオタワ

ちなみに、カナダの首都は人口約100万人のオタワす。

カナダの首都を決める際、トロントとモントリオールが候補に挙がったものの、両都市のほぼ中間にあって、英語圏とフランス語圏のほぼ境界に位置するオタワが選ばれたそうです。

2019年現在、カナダの人口は約3745万人です。

※リアルタイムの人口が分かるサイトを見つけました。

トロントは世界有数の多民族都市

トロントには200以上の民族が存在しているそうです。市内には、様々な民族のコミュニティ(エスニックタウン)が点在しています。

例えば、Little Italy、Little Portugal、China Town、Korea Town、Indian Bazaar、Polish Town、Greek Townなど国の名前が付いたコミュニティをはじめ、ラテンアメリカ系の住民が多い場所、中東系の店が多い通り、東欧系の店が多い地区など、多種多様なコミュニティがあります。

街中で聞こえてくる言葉は英語が多いものの、ネイティブの英語ではなく、様々な訛りがあるように感じました。また、チャイナタウンに泊まったこともあって、中国語はよく聞きました。一方、トロントが英語圏ということもあって、英語と並んで公用語になっているフランス語はほぼ聞かなかったと思います。

チャイナタウン

言葉もそうですが、行き交う人々の姿を見れば、トロントがいかに多民族国家であるかがよく分かります。カナダ政府が「先住民族を除く、非白人系人種または肌の色が白くない人々」と定義するVisible Minorityと呼ばれる人々の姿がとにかく多いです。

カナダは移民を積極的に受け入れていて、カナダ政府は2018年から2021年までの4年間で、約133万人の移民を受け入れる計画です。関連記事はこちら

既にトロントの人口の半分以上が移民ですが、カナダ政府の政策を考慮すると、この先、移民の比率は更に大きくなるのでしょう。

トロントのエスニックタウン

さて、限られた時間の中で、私が歩いたトロントのエスニックタウンの一部を写真で紹介します。

各エスニックタウンの詳細は、私が地球の歩き方とともに参考にしたウェブサイト、LifeToronto をご覧ください。

Little Italy

Korea Town

Greek Town

中東系の店が多い通り

東欧系の店が多い地区

トロントを見て回るにはDay Passが便利

トロントを効率よく回るには、Day Passが便利です。

Day Passは切符に記載された日とその翌日の午前5時30分まで、市バス、地下鉄、ストリートカーが乗り放題になる切符です。

Day Passは13ドル。Single切符を現金で買うと3.25ドルなので、市バス、地下鉄、ストリートカーに1日5回以上乗車するなら、Day Passがお得です。乗車の度に切符を買うのは面倒だし、トロントを半日以上見て回るなら、Day Passを買うのがいいと思います。

8月27日、私はDay Passを使い、各交通機関合わせて10回以上乗りました。

8月28日早朝のフライトに備えて、深夜に空港へ行き、そのまま空港で過ごすという計画で時間に余裕があったので、Day Passで地下鉄と市バスに乗って、空港まで行きました

トロントの市内交通は、TTC(Toronto Transit Commission=トロント交通局)によってとても上手く運営されています。

地下鉄とストリートカーの路線図

特に、町の中心部を隈なくカバーしているストリートカー(いわゆる路面電車)は地下に潜る必要もなく、短距離でもサッと乗降できるので、ものすごく重宝します。

あまりに使い勝手がいいので、私は数人のトロントニアン(Torontonian)にDay Passを見せながら、「TTCのこのサービスは素晴らしい!」と褒めてしまいました(笑)。

チャイナタウンを走るストリートカー(奥にCNタワーが見える)

トロントは食も豊か

トロントではエスニック料理三昧だった

民族多様性のあるトロントは食も豊かです。各コミュニティに行けば各民族の料理を出す店があるし、中華、韓国、インド、中東などメジャーなエスニック料理店は街中に普通にあります。

私の食事は、大好きなエスニック料理が中心になりました。

例えば、コリアタウンの近くで見つけたカジュアルな中東料理店で食べた4種プレートは絶品でした。

ムサカ(右下)とフムス(右上)が絶品

また、同じ日の夜には、グリークタウンでカジュアルなエジプト料理店を見つけました。

もしやコシャリ(エジプトの国民食でとにかく美味しい)が食えるのか!?と思って店の前のメニューを見ると案の定コシャリがあって、「昼に続いて夜も中東料理!?」、「ここはグリークタウンだぞ!?」という葛藤の末、コシャリを食べました(笑)。

トロントで食べたコシャリも美味しかった

写真はありませんが、他にも中華料理、韓国料理、インド料理などのエスニック料理、それに、パン、パイ、タルトなどのスイーツ系もおおいに食べました。

トロントの風景

最後に、トロントの街の様子が分かるような写真を何枚か載せておきます。

カナダ国旗が風に揺れるセント・ローレンス・マーケット
日没時(20時頃)の公園
ストリートカー停車時に撮影した街角
ケンジントン・マーケットで見かけた馬に乗った警官
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