えぇっ!? 納豆に付いているたれとからしを食べるのですか!?

グルメ
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発酵食品と聞いて真っ先に思い浮かぶ食品のひとつ、納豆。

納豆からはたんぱく質が摂取でき、血栓予防に効果があるとされる酵素のナットウキナーゼや女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをすると言われる大豆イソフラボンなども含まれることから、納豆は健康に良い食品として認知されています。

食事と健康に気を配るファスティング・マイスターの私は、今でこそ毎日のように納豆を食べていますが、つい最近まで食べず嫌いな食品でした。

一般的なスーパーで売られている納豆の安全性に懸念があるため、今回は私が実践している納豆の選び方について書きます。

最後にオススメの商品も載せているので、参考になれば幸いです。

納豆を選ぶときのポイントはたったのふたつ。とっても簡単です。

納豆を選ぶ際のポイント① 大豆の産地

大豆の産地はほぼふたつ

納豆を選ぶ際の最初のポイントは大豆の産地です。

私があちこちで納豆の原材料表示を調べた限り、大豆の産地はほぼふたつ。

ひとつは国産。もうひとつはアメリカまたはカナダ

私は大豆が国産のものを選びます

国産の場合は「大豆(北海道)(遺伝子組換えでない)」などと、もう一方は「大豆(アメリカまたはカナダ)(遺伝子組換えでない)」などと書かれています。

どちらも遺伝子組換えでないのに、なぜ国産の大豆を選ぶのか?

それは、アメリカ産やカナダ産の大豆の場合、「遺伝子組換えでない」と書かれていても、実際には遺伝子組換え大豆が使われている(混入している)可能性が国産の大豆より高いからです。

遺伝子組換えの問題

法律上、日本では遺伝子組換え食品の含有率(意図せざる混入率)が5%以下なら成分表に表示する義務はなく、「遺伝子組換えでない」と表示することができます。

建前上、遺伝子組換え食品と「遺伝子組換えでない」食品は分けて管理されていることになっていますが、その管理は決して厳重ではなく、両者が混ざる可能性はおおいにあります。

分別生産流通管理
(消費者庁食品表示企画課の資料より)

参考までに、消費者庁食品表示企画課が公表している資料によると、2015年に日本はアメリカから2,332千トン、カナダから368千トンの大豆を輸入しています。

同年のアメリカにおける遺伝子組換え大豆の作付面積割合は94%です(カナダはデータなし)。

遺伝子組換え大豆、とうもろこしの輸入量等
(消費者庁食品表示企画課の資料より)

2,332千トンの輸入量には「非遺伝子組換え農産物を含む」との注記があります。2,332千トンの中での非遺伝子組換えと遺伝子組換えの比率は分かりませんが、ほとんどが遺伝子組換え大豆だよーと読み取れなくもないです。

農林水産省によると、2015年にアメリカで生産された大豆は106,934千トン。作付面積と生産量が比例するとして、その中の6%、6,416千トンが「遺伝子組換えでない」大豆ということになります。アメリカ産の「遺伝子組換えでない」大豆は希少品なんですね。

色々書きましたが、私は不気味な遺伝子組換え食品は可能な限り避けたいので、その点でリスクの低い国産大豆で作られた納豆を選びます。

農林水産省の参考資料

納豆を選ぶ際のポイント② 別添のたれやからしの原材料

納豆を選ぶ際のふたつ目のポイントは添付されているたれやからしの原材料です。

…が、実はポイントにならないかもしれません。なぜならば、一般的なスーパーで売られている納豆に付いているたれやからしのほぼすべては、食べるべきものではないからです。

なぜ食べるべきではないのか?

それは別添のたれやからしには液糖や添加物がやたらと使われているからです。

一般的なスーパーで売られている某商品の原材料を書き出します。

たれしょうゆ(小麦・大豆を含む)、ぶどう糖果糖液糖、砂糖、食塩、かつお節エキス、
醸造酢、かつおエキス、昆布エキス、かつお節、酒精、調味料(アミノ酸等)、
酸味料、増粘多糖類、ビタミンB1
からしからし、食塩、醸造酢、水飴、酸味料、着色料(うこん)、増粘多糖類、香料、
ビタミンC

あー、色々入っているから、書き出すのも疲れるよー(苦笑)!

めげずにもうひとつだけ!

たれたんぱく加水分解物、砂糖混合ぶどう糖果糖液糖、しょうゆ、食塩、醸造酢、
鰹節エキス、調味料(アミノ酸等)、アルコール、ビタミンB1
からしからし、醸造酢、食塩、植物油脂、酸味料、着色料(ウコン)、ビタミンC、
増粘多糖類、調味料(アミノ酸等)、香辛料

一般的なスーパーで売られている納豆に付いているたれやからしは似たり寄ったりなので、私は基本的に、たれとからしは使わずに捨てています。

代わりに、醤油や酢、だし醤油などをかけて食べたり、キムチ納豆にして食べています。

個人的には、粗悪なたれやからしなど付けずに、その分少しでも価格を安くした方が消費者のためだと思います。

そもそもあのたれやからしって本当に必要なの?という素朴な疑問もあります…。

オススメは保谷納豆の「つるの舞」、「有機認定 国産小粒」

保谷納豆の「つるの舞」

最後に、一般的なスーパーで売られている納豆の中で、オススメの商品を紹介します。

株式会社保谷納豆が製造している「つるの舞」です。

「つるの舞」には種皮色が白く風味が良い北海道産の極大粒大豆が100%使われています。

商品に「歯ごたえある旨味」と書いてあるとおり、本当に食感がよくて美味しいです。

たれとからしの原材料は次のとおり。

たれ醤油(小麦を含む)、カツオブシエキス、みりん、砂糖、醸造酢
からしからし、食塩、酸味料、酒精、着色料(ウコン)、増粘多糖類、ビタミンC

先に書いたふたつのたれやからしと比べるとあれこれ入っていないのが分かると思います。

私は「つるの舞」のからしでも残念ながら捨てていますが、たれは捨てずに使います。

保谷納豆の「有機認定 国産小粒」

同じ保谷納豆が製造している「有機認定 国産小粒」は国産の有機丸大豆(小粒)を使い、たれとからしは無添加です。有機JASマークが付いています。

原材料を書き出してみましょう。

たれ本醸造醤油(大豆:遺伝子組換えでない)(小麦を含む)、かつおぶしエキス、
みりん、砂糖(三温糖)、醸造酢
からしマスタードシード、りんご酢、食塩、水飴、赤唐辛子

あれこれ入っていないと、書き出すのも楽だー(笑)。

このように、たれやからしは本来シンプルな原材料で作ることができるのですね。

私は「有機認定 国産小粒」のたれとからしはどちらも捨てずに使います。

保谷納豆は東京都内で最大の生産量を誇る納豆メーカーで、特許を持つ「炭火造り」という独自の製法で納豆を作っています。

保谷納豆の商品や炭火造りの詳細、販売店舗等については、ウェブサイトをご参照ください。

保谷納豆 炭火造りこだわりの納豆
「炭火造りの保谷納豆」創業以来納豆一筋。低価格の納豆から高級納豆、ふりかけ、粉末納豆まですべて水・豆・炭・人にこだわって製造(納豆製造方法及びシステム特許取得 第3016198号)された納豆。ホームページでご紹介。東京の納豆屋。納豆や。保谷納豆どっとこむで販売中

良質のたれやからしが付いていると、納豆そのものに対する安心感や信頼感も高まります。

従って、「別添のたれやからしの原材料」というのは、やはり納豆を選ぶ際の重要なポイントになるわけです。

良いものを正しく選べるようになりたいものです。自戒を込めて。

※自然食品店などでは、昔ながらの「わら納豆」など、更にこだわった商品を見つけることができるので、色々試してみるのもいいですね。

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