石垣島が大好きなつぼです。訪れる度にお気に入りの場所が増えて、あと何回行くことになるのか、現時点では分かりません…。
この記事で紹介する舟蔵の里も私が惚れた場所のひとつ。前回に続き、再訪することができました。感謝です。
石垣島訪問時の参考になれば幸いです。
舟蔵の里とは
基本情報
舟蔵の里には、3000坪あまりの敷地の中に、昔日の八重山を彷彿とさせる木造赤瓦の古民家が8棟、点在しています。地域の伝統や文化を守りたい、お客様をもてなしたいという創業者の思いが伝わってくる素晴らしい八重山の里です。
- 住所:沖縄県石垣市字新川2468-1
- 電話:0980-82-8108
- 営業時間:11時~22時(ラストオーダー:21時)
- 休み:水曜日
- 公式ウェブサイト:http://www.funakuranosato.com/index.html
市街地からは少し離れているので、タクシーやレンタカー、レンタルバイクなどで行くことになると思います。
天気が良ければ、今回の私のように、自転車で行くのもいいでしょう。バスも走っていますが、本数が少ないので使いづらいです。
期待の高まる入口
舟蔵の里の入口です。
只喜(ただき)は、里の中にある日本最南端の鰻屋です。1975年創業で、舟蔵の里の原点となったお店です。元々は石垣市役所の近くで営業していましたが、後に、舟蔵の里へ移転しました。
この先はどうなっているのか?と期待の高まる佇まいです。
移築された伝統的な琉球家屋
入口を入ると、左手に風格ある門構えの琉球家屋が現れて、益々期待が高まります。
シーサーが出迎えてくれます。「期待は裏切らないよ」とシーサーの目が語っています(笑)。
門をくぐると、右手に大広間、左手に郷土料理棟、郷土料理棟の奥には雅の間があります。すべて、石垣島の別の場所から移築された伝統的な琉球家屋です。
郷土料理棟です。元々は創業者の元村夫婦のご自宅だったそうです。
創業者の大将・元村賢さんは熊本出身の元バックパッカー。石垣島で、島出身の女将・雅子さんと出会って石垣島に住み着き、先述の鰻屋・只喜を開店しました。
元村夫妻と舟蔵の里のエピソードはこちら。
郷土料理棟の中は、天井が高く、涼しげな雰囲気です。座敷席と、奥にはテーブル席もあります。
郷土料理棟のランチ営業は14時まで。既に終わっていましたが、写真だけ撮らせてもらいました。
800名収容可能なイベント広場
隣接する茶房棟「カフェ Boat Station」では、17時まで、郷土料理棟と同じメニューのランチを提供しています。
カフェ Boat Stationのテラス席の前にはイベント広場が広がります。
陰影で見えにくいですが、写真の奥は野外ステージがあります。このイベント広場は最大800名収容可能で、ライブや結婚式などの催し物が開かれることもあります。
写真右側の琉球家屋は、多目的大宴会場の龍獅殿(りゅうしでん)。食事だけでなく、会議やイベント等にも利用することができます。
この日の昼ごはんとメニュー
さて、この日の昼ごはんは、心地よいジャズの流れるカフェ Boat Stationで、地魚のアラのマース煮と島素材のサラダをいただきました。
マースとは沖縄方言で「塩」のことで、マース煮とは沖縄独自の塩の煮つけです。地魚はみーばいというハタ科の高級魚でした。
サラダもマース煮もボリュームがあって、ひとりで食べるには少々多かったですが、ゆっくりと時間をかけて完食しました。
昼食メニューの一部も載せておきます。各種定食から八重山そば、一品料理まで郷土料理がずらりと並び、あれもこれも食べたくなります(笑)。
前回(2018年11月)いただいた、なーべらみそいりちー定食の写真も載せておきます。
なーべらとはヘチマのことで、標準語に訳すと、へちまの味噌炒め定食です。
この時は、郷土料理棟の窓際の座敷席で、舌鼓を鳴らしました。
メニューの詳細はこちら。
夜は歌三線と八重山舞踏も楽しめる
舟蔵の里では、八重山の文化や人の温かさの一端を感じてほしいという思いから、毎晩18時30分から20時30分まで、歌三線と八重山舞踏を披露しています。詳細はこちら。
夜は、星空も綺麗らしいです。次は、夕食で行き、ゆっくりと八重山文化に触れてみます。
八重山諸島を望む海
舟蔵の里は、海に隣接しています。この木製の門の先に広がるヤラブ林を抜けると…
海です。
岸から右手方向には、竹富島、小浜島、西表島などの八重山諸島が見えます。
岸から左方向に目を移すと、石垣島の繁華街が見えます。
この辺りの海は遊泳禁止だそうですが、東京へ帰る前に八重山の自然からエネルギーをもらうべく、足だけ海につけました。
舟蔵の里、素敵すぎます。
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