【インド】2012年8月 あの日、バックパッカーになりきった

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迷った末に、今年の年末年始はインドへ行くことにしました。2012年8月以来、7年4ヶ月ぶりの訪問になります。

ANAの直行便で東京(成田)とムンバイを往復します。10万円余りと、年末年始の直行便にしてはお手頃な価格でした。もっと安い航空券があるかもしれませんが、時間優先です。

先立って、前回(2012年8月)の訪印を振り返り、記事にしました。

残念ながら、写真はほとんど残っていませんでしたが、限られた時間の中で、インドを目一杯楽しんだことを思い出しました。

出張で2年ぶりに訪れたインドでテンションが上がる

ナマステーを連発

今週はインド出張です。2年ぶりのインド、12年ぶりのデリー!

空港からタクシーでホテルへ向かう途中、混沌とした街を通ったときは、テンションが上がって、現地人にナマステーと挨拶しまくった。

ホテルにチェックインした後、オートリキシャで世界遺産のクトゥブ・ミナールへ行って見学し、それから、友人(日本人)がシェフをしているIZAKAYAで夕食。

2012年8月 Facebookへの投稿を加筆修正

前回(2012年8月)は出張での訪印でした。

当時の勤務先で担当していたインド産鉱産物の現地視察等が目的でした。

タクシーの窓を開けて、通りすがりの人々にナマステーを連発している私を見て、隣にいる同行者(職場の後輩)は苦笑いしていました(笑)。

文中にある2年前(つまり2010年)も出張での訪印で、12年前(つまり2000年)は16ヶ月の長旅の途上でした。

2000年は、「省略⇒バングラデシュ⇒インド⇒ネパール⇒インド⇒パキスタン⇒省略」と2回インドに入国しましたが、これを1回とすると、次は4回目のインド訪問ということになります。

IZAKAYAで食事した後、文中の友人が、近くの巨大なショッピングセンターに連れて行ってくれて、インドの経済発展を垣間見ることができました。

【参考】インドの一人当たりの名目GDP

あれから7年。インドはどれだけ経済成長したのか。IMF(国際通貨基金)のデータから、インドの一人当たりの名目GDPを調べたので、記載しておきます。

  • 2000年:463 USドル
  • 2010年:1,423 USドル
  • 2012年:1,471 USドル
  • 2018年:2,036 USドル

2000年の463 USドルという低さには驚きましたが、当時の物価を考えると、納得できます。

2018年には2,000 USドルを超えていますが、世界ランキングでは、147位です。まだまだ成長の余地がありそうです。

仕事を終えた後、デリーでバックパッカーになりきる

仕事では大名旅行

仕事をしたウダイプル(湖に彩られた古都)では、シェラトンに泊まった。

2年前の出張時もそうだったが、12年前の貧乏旅行と比べると、まさに大名旅行だった。

ホテルは☆☆☆☆☆で、移動も送迎かタクシー。食事も高級レストランや取引先企業のオーナーの豪邸でご馳走になった。

2012年9 Facebookへの投稿を加筆修正
泊まったシェラトンホテル
☆☆☆☆☆

取引先企業はウダイプル、当時私が担当していた鉱産物の鉱山はウダイプルの郊外にあります。

当時の手帳を見ると、2012年8月28日は朝から鉱山や工場を視察したのですが、

5時30分 起床(腹痛で目覚め

と書かれています。香辛料にやられたか(笑)?

ウダイプルの湖畔

懐かしのパハール・ガンジ

デリーでは、空いた時間に街へ出た。

安宿が点在し、バックパッカーの集まるパハール・ガンジ(メイン・バザール)では、泊まらないのに、ゲストハウスへ行って部屋を見せてもらったり、「明日他の宿から移ってくるかもしれない」などと言って宿泊料金を確認したり、バックパッカー気分を味わった。

安さゆえにエアコンはなく、シャワーとトイレが共同で、無造作にベッドだけが置かれた狭苦しくて小汚い部屋に、果たして今でも泊まることができるだろうか?

2012年9 Facebookへの投稿を加筆修正

ウダイプルでの仕事を終え、デリーから日本へ帰る日とその前日の空いた時間に、デリーの街へ繰り出しました(同行の後輩はホテルから一歩も外へ出なかったと聞いたような…)。

はっきり言うと、2000年(16ヶ月の長旅の途上)当時利用していたようなスペックの安宿には、今では泊まりません。安宿の価格帯は200~500円/泊だったと記憶しています。調べていませんが、先述の一人当たりの名目GDPを考慮すると、現在では、そんな価格で泊まることのできる宿はないような気がします。

パハール・ガンジの様子

バックパッカーになりきる

ウダイプルでの大名旅行に別れを告げ、デリーでは、12年前の旅を再現するかのように、半袖半ズボン(+革靴)で街へ繰り出した。

リキシャやオートリキシャに乗り、

街角でチャイをすすり、ラッシーを飲み、

客引きを軽くあしらったり。

地元の人々にナマステーと愛想を振りまいて、

子どもたちに写真を撮らせてもらったり。

バックパッカー向けのレストランでスプライトを飲みながら焼き飯を食べたり、した。

2012年9 Facebookへの投稿を加筆修正

一応出張中ですが、完全にバックパッカーになりきっています(笑)

それにしても、7年前はまだスプライトなんて飲んでいたんだなぁ。ファスティング・マイスターという資格を持ち、健康と食事に気を配る現在では、絶対に飲まない液体です。

デリーの旧市街で出会った子どもたち

オールドデリーの商店街では、熱気と混沌、お香と香辛料の匂いに圧倒された。

犬、牛、リキシャ、オートリキシャ、バイク、人を掻き分けたり、

時にはぶつかったりしながら、我を忘れて歩いた。

危うく時間も忘れかけたが、

このままいつまでも彷徨っていたいという欲求に抗い、興奮さめやらぬまま、後ろ髪を引かれる思いで、街を後にした。

2012年9 Facebookへの投稿を加筆修正

いやー、楽しかったあの時間を、あの空間を、ありありと思い出しました。

年末年始のインドが楽しみになってきたぞぅ。

オールドデリーの商店街

コメント

  1. […] […]

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