【北海道】大沼公園で三月の羊に出合い、訪れたい場所がまたひとつ増えた

グルメ
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旅が趣味のつぼです。旅先で良質の食品を探すのも趣味です。

原材料や添加物の観点から、普通の土産物店などで売られている一般的な食品の大半は買う気になりませんが、根気よく探せば、キラリと光る素敵な商品が見つかるものです。

この記事では、道南の大沼公園で出合った素敵な菓子店、三月の羊を紹介します。

函館から大沼公園へ

JRで行く

この日は少し早起きして、JR函館駅から、7時19分発の普通列車に乗りました。

駅に隣接するJRインに泊まったので、無駄なく動くことができました。JRインについては、この記事の最後、「函館のオススメの宿」という項で簡単に紹介しています。

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大沼公園駅までの所要時間は約50分。昭和な雰囲気のする列車でした。
特急列車もあります。時刻表の検索はこちら

バス、レンタカーで行く

大沼公園には、JR函館駅前からバスでも行くことができます。詳細はこちら

また、函館空港から直通のシャトルバスも出ています。詳細はこちら

函館空港からレンタカーで行くのも便利です。

三月の羊とは

基本情報

三月の羊の基本情報です。

冬期は店舗営業はしていませんが、オンラインショップで購入することができます。

三月の羊との出合い

JR大沼公園駅の駅前に大沼国際交流プラザがあったので、中に入りました。

地図などをもらった後、物販コーナーを物色すると、気になる一角がありました。

三月の羊『喫茶ねこひ』と書かれています。むむっ!

経験上、地元で手作りされた良質の菓子類だとピンときました。たまに勘が外れることもあるけれど、今回はどうだろうか…。

リスさんのクルミクッキー(左)、苺ショートブレッド(右)

早速、原材料をチェーック!

キター!!
当ったりぃ~!

原材料表示を見ると、余計な添加物を使わず、こだわりの素材で丁寧に作られた良質の菓子であることが直ぐに分かりました。


かわいい缶に入った特別感のある商品も見つけました。

一応(というか、習慣として)、原材料をチェック。

はーい、文句ありまっせーん

性格の悪い私は、比較のために、北海道の有名な土産物の原材料も載せようかな…と思ったけれど、写真を撮ってこなかったので、ぜひご自身の目でお確かめください(笑)。

この缶入りの商品は、実家用の土産として買いました。
身内なので、渡す前に、こっそり中身を確認すると…。

か・わ・い・い!


このようにして、三月の羊と出合いました。

大沼国際交流プラザの開館時間や場所などはこちら

焼き菓子の実食

東京の自宅で、苺ショートブレッドをいただきました。

バターがたっぷり入っているせいか、しっとりしています。かなり甘いです。

一般的な商品の場合、苺には着色料が使われていたりしますが、もちろん、このショートブレッドには余計なものは一切入っていません


別の日、リスさんのクルミクッキーをいただきました。

小麦粉と全粒粉(どちらも北海道産)が使われていて、粉の割合が多いせいか、サクサクしています。苺ショートブレッドほど甘くありません。


原材料表示は先に載せているので、そちらをご確認ください。

どちらも、とっても美味しくいただきました。一枚一枚、丁寧に味わいました。

コーヒーによく合います。
フェアトレード&オーガニックなコーヒーが似合うかな。

三月の羊と移住の話

ブログで紹介したいなぁと思って、三月の羊の芹沢さんにメールで連絡してみました。

まず、返事がめっちゃ早くて驚きました(笑)。

そして、素敵な物語をシェアしていただきました。


かいつまんで記すと、三月の羊は、

2001年、東京の田園調布で産声をあげました。
2004年、芹沢さんがご夫婦になられ、
東京の西荻窪に移転しました。


もともと田舎暮らしを目指していたご夫婦は、数年して店が軌道に乗ると、関東、東北、北海道など各地を回りながら移住先を探しました。

希望は「空港から1時間以内で、魅力的な主要都市の近郊」。

そして、4年ほどかけて、ふたりともが「ここ!」と思ったのが大沼でした。

道南は北海道の中でも温暖で暮らしやすく、歴史が浅いので移住者が入りやすく、新幹線の駅もできて本州にも気軽に行けること。
広葉樹の紅葉がとても美しく、四季折々の変化に富んだ風景と穏やかな里山のようなこじんまりした雰囲気が気に入ったこと。

などが、ご夫婦の心を鷲掴みにしたようです。


2010年、ご夫婦は大沼に移住しました。
2011年、ご夫婦は
2000坪の土地を手に入れて開墾を進めました。
2012年、大沼の地で
三月の羊が復活しました。
2019年、
喫茶ねこひが誕生しました。


来年(2021年)20周年を迎える三月の羊ですが、通販で商品を買ったり、お店にやって来る東京時代の顧客もいるそうです。根強いファンに支えられているのですね。さすがです。

計画的、戦略的に移住を成功させたご夫婦は、移住の相談に乗ったり、情報を発信したりしています。例えば、図書館司書の資格を持つ芹沢久子さんが10年以上書き続けているブログ『大沼ねこひ日記』には移住された頃の様子も綴られていて参考になります。

最後に、久子さんのメールに書かれていた素敵な言葉を載せておきます。

道路にはエゾリスがちょろちょろし、隣の小川には蛍が舞い、庭に突然小鹿が現れたりする森の中での暮らしを心から気に入っていますし、そこから生まれるお菓子をみなさんにお届けできたらいいなと思っています。

芹沢久子さんのメールより

素敵です。
いつの日か、三月の羊を訪れたいと思います。

大沼公園について

大沼公園とは

大沼公園は、函館市の北約16キロの距離にある国定公園です。

活火山の北海道駒ヶ岳と噴火によってできた大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼の3つの湖沼と、大沼に浮かぶ126の島々は、江戸時代から人々に親しまれてきました。

観光情報などは、大沼国定公園情報発信システム運営協議会が運営するポータルサイト、まるごと大沼をご覧ください。


2012年7月、大沼は道南ではじめてのラムサール条約(※)登録湿地になりました。
 ※特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約

大沼公園を散策

大沼には4つの散策路があります。私は、大島の路と島巡りの路をゆっくりと歩きました。

奥の山は北海道駒ヶ岳。標高1131メートルの活火山です。

晴天に恵まれたおかげで、どこを切り取っても写真映えします。
何枚も写真を撮りました。

ほぅら、もう一枚!
ひゅ~。

ところどころ、樹木の説明書きがあります。

湖畔のベンチに腰掛けて、五感で大沼の自然を感じてみました。


こちらは、JR大沼公園駅からすぐの場所にある、函館大沼 鶴雅リゾート エプイの湖上テラス。視察で寄っただけですが、この風景には痺れました。

ベーカリーのパンの原材料を見るとがっかりしましたが、贅沢な時間を過ごすことのできるリゾートホテルだと思います。公式サイトはこちら

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【おまけ情報】函館のオススメの宿

湯の川温泉 笑~えみ~函館屋

函館で私が泊まったオススメの宿をふたつ紹介しておきます。


まずは、厳選かけ流しの温泉と手作りの朝食で癒やされる、笑~えみ~函館屋。

全26室の小さな宿なので、スタッフの目が行き届き、良質なサービスを受けることができました。空港から近く、あえて歩けば徒歩30分です。

公式サイトはこちら

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JRイン函館

続いて、JRイン函館。

JR函館駅に隣接していて、JRはもちろん、市バスや市電などで移動するにもとにかく便利。まだ新しくてとても快適です。何より、最上階のラウンジからは朝市や函館山が、大浴場からはJRの線路や列車が一望できます。

公式サイトはこちら

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